元NBAオールスターガードのジェフ・ティーグが、シカゴ・スカイのエンジェル・リースに対する自身の評価が完全に間違っていたことを認めました。「Club 520ポッドキャスト」で、かつてリースのレイアップミスを笑っていたと告白したティーグは、彼女の急成長ぶりに驚きを隠せませんでした。
「こんなエンジェル・リースは見たことない」元NBAスターの衝撃
ティーグはポッドキャストで、リースの最近のプレーについて興奮気味に語りました。
「彼女のムーブ見た?ボールを運んで、イン・アンド・アウトからプルアップジャンパーを決めたんだ。こんなエンジェル・リースは見たことない。彼女のことが好きになってきた、嘘じゃない」
そして、過去の自分を振り返って正直に告白しました。
「嘘はつかない。彼女がレイアップを外していた時、笑っていた一人だった」
この告白は、多くの批判者たちの本音を代弁しているとも言えるでしょう。リースは昨季からレイアップの成功率で批判を受けることが多く、SNS上でも揶揄の対象となっていました。しかし、そんな批判を完全に覆すパフォーマンスを見せているのです。
7試合連続ダブルダブル!数字が証明する圧倒的な成長
リースの最近の活躍は目を見張るものがあります。過去7試合の平均成績は17.4得点、16.1リバウンド、4.3アシストという驚異的な数字を記録しています。
水曜日のダラス・ウィングス戦(87-76で勝利)では、15得点11リバウンドを記録。これで7試合連続のダブルダブルとなり、今季13回目のダブルダブルを達成しました。
リースは昨季、ルーキーながら平均13.6得点、リーグ最多の13.1リバウンドという素晴らしい成績を残しました。しかし、今季は新ヘッドコーチのタイラー・マーシュの下で、開幕から苦戦。チームは3勝10敗という最悪のスタートを切りました。
しかし、直近6試合では3勝を挙げて調子を上げ、現在は10位まで浮上(6勝15敗)。今季通算では平均13.3得点、12.8リバウンド、3.8アシストを記録しています。
日曜日には、リースが2度目のWNBAオールスターに選出されたことが発表されました。これは、彼女の成長と実力が正式に認められた証です。
批判から称賛へ「手のひら返し」が示す本当の意味
ティーグのような元NBA選手からも評価を改めさせるほどの成長を見せているリース。特に注目すべきは、単なるインサイドプレーヤーではなく、ボールハンドリングやミッドレンジシュートといった新たな武器を身につけていることです。
スカイの次戦は土曜日、リーグ最高の18勝3敗を誇るミネソタ・リンクスとの対戦です。MVP候補筆頭のナフィーサ・コリアーとの直接対決は、リースの成長度を測る絶好の機会となるでしょう。前回の対戦では75-80で敗れていますが、急成長を遂げたリースがどのようなパフォーマンスを見せるか注目が集まります。
ティーグの「手のひら返し」は、単なる個人の意見の変化以上の意味を持ちます。それは、リースが批判者たちを黙らせるほどの圧倒的な成長を遂げていることの証明です。
レイアップを外して笑われていた選手が、今やイン・アンド・アウトからプルアップジャンパーを決める。この進化は、リースの努力と才能、そして新たな挑戦への意欲を物語っています。
「彼女のことが好きになってきた」というティーグの言葉は、多くのバスケットボールファンの心境の変化を代弁しているのかもしれません。元NBAスターをも驚かせた変貌。エンジェル・リースの「第2章」は、まだ始まったばかりです。
引用:YAHOO!SPORTS

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