インディアナ・フィーバーの専属記者として知られるトニー・イーストが、地元メディアのポッドキャスト「WNBA Today」(ノア・ダルゼルがホスト)に出演し、キャトリン・クラークの2026シーズンについて放った一言が波紋を広げています。イーストはクラークの今季を「間違いなく過小評価されている一年」と評し、さらに「悪くてもリーグ2位の選手だ」とまで言い切りました。開幕直後の苦しい時期の印象だけが残っている人にとっては驚きの評価に聞こえるかもしれませんが、シーズン後半の数字を並べてみると、その主張には確かな根拠が見えてきます。
45点10アシストが変えた評価
イーストが根拠として挙げたのは、7月17日のシアトル・ストーム戦です。クラークはこの試合で18本中11本という高いシュート成功率を残し、3ポイントシュートを6本沈め、45得点10アシストという圧巻のスタッツを記録しました。40得点と10アシストを同時に達成したのはWNBA史上初めての快挙で、イーストは「あの45-10の試合以来、彼女はリーグ最高のオフェンス選手だと思う」と語っています。この一戦を境に、クラークへの評価そのものが変わったというのがイーストの見立てです。故障からの復帰後17試合に限れば、クラークの平均は26.1得点、9.5アシスト、3.7リバウンド。アシスト数はアリッサ・トーマスと並ぶリーグトップクラスの8.3本を記録し、得点面でもリーグ3〜4位に相当する数字を維持しています。守備の負担が大きいポイントガードでありながらこの得点力とアシスト数を両立させている点が、イーストの言う“リーグ2位”論の土台になっています。
背中の負傷を越えて
物語の裏には苦しい背景があります。クラークは6月24日のフェニックス・マーキュリー戦で背中を負傷し、しばらく戦列を離れました。7月8日のロサンゼルス・スパークス戦で出場制限付きで復帰したものの、当初は9点、12点、13点と本来の調子には程遠い数字が続きました。序盤のこうした苦戦や負傷による欠場が、シーズン全体の評価を実際よりも低く見せてしまっていたというのがイーストの見立てです。ファンやメディアの記憶に残りやすいのはどうしても開幕直後の印象で、完全復調した後の爆発的な数字が正しく評価されにくいという構造があります。復帰後17試合分のスタッツを踏まえれば、前半だけを切り取った印象が独り歩きしていたことは否めません。アシストで並走するアリッサ・トーマスはベテランらしい安定感でリーグを代表するパサーとして知られていますが、クラークが故障による出場減を挟みながらも同じレベルの数字に並んでいる事実は、単純比較以上の重みを持ちます。
プレーオフ直前、評価はどこまで上がるか
レギュラーシーズンも終盤に入り、クラークの“リーグ2位”論はプレーオフでの結果次第でさらに説得力を持つことになりそうです。個人的には、アシストでアリッサ・トーマスと肩を並べる展開が続く限り、クラークはフィーバーのオフェンスの心臓部であり続けるはずだと見ています。負傷離脱を挟みながらもここまで数字を積み上げてきたことを考えると、シーズンMVP投票の議論でも無視できない存在になってきているのではないでしょうか。もちろんイースト自身がフィーバー側の視点を持つ記者である以上、評価にはひいき目が混じっている可能性も否定できません。それでも45点10アシストという歴史的な一戦と、復帰後の平均26.1得点9.5アシストという数字は、誰が見ても説得力のある材料です。プレーオフでもう一度大きな試合を見せられれば、“過小評価”という言葉は過去のものになるかもしれません。
フィーバーは今後、プレーオフ進出をかけた大事な試合が続きます。クラークの調子とアシスト王争いの行方は、シーズン終盤の大きな見どころとなりそうです。テレビ中継や配信でクラークのプレーを追いながら、イーストの“リーグ2位”論が的中するかどうかを見届けてみてはいかがでしょうか。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/underrated-fever-insider-explains-why-031843565.html

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!





