現地9月20日、インディアナ・フィーバーが本拠地ゲインブリッジ・フィールドハウスでワシントン・ミスティックスに77-93で敗れました。試合中に注目を集めたのは、スコアだけではありません。第1クオーター終盤、ベンチ前でインバウンドパスを受けようとしていたクラークが、サイドラインにいたステファニー・ホワイトHCの方向に向かって声を上げる場面が映像に捉えられ、SNS上で瞬く間に拡散しました。今シーズンここまで守備で苦しんできたフィーバーにとって、この日の内容は改めてチームの構造的な課題を浮き彫りにしたと言えそうです。
大敗の中身、クラークの数字が語る苦しさ
試合はミスティックスが立ち上がりから主導権を握りました。第1クオーター残り58.7秒の時点で31-17とリードを広げ、そのまま34-19で第1クオーターを終えました。前半だけで51-30まで差を広げると、フィーバーは最後までその差を縮められませんでした。ミスティックスはフィールドゴール成功率56.9%、ペイント内での得点50点という圧倒的な内容を見せ、対するフィーバーは36.6%、ペイント内得点は38点にとどまりました。クラークはチーム最多の25得点を記録したものの、フィールドゴールは20本中6本、3ポイントは10本中3本の成功にとどまり、ターンオーバーはチームワーストの5個、プラスマイナスも-14とチーム最悪の数字でした。ケルシー・ミッチェルは20本中8本ながら22得点を挙げ、20得点以上の試合を26試合連続に伸ばしています。一方のアリーシャ・ボストンはファウルトラブルに苦しみ、7得点6リバウンド5アシストに終わりました。ミスティックスはシャキラ・オースティンとキキ・イリアフェンがそろってダブルダブルを記録し、勝利に貢献しています。
くすぶり続けるホワイトHCとの関係
フィーバーとホワイトHCを巡る緊張関係は今シーズン初めてではありません。過去にもクラークの負傷対応や出場時間、ローテーションを巡ってファンやメディアから疑問の声が上がる場面が繰り返されてきました。今回も試合後、フィーバーの公式SNSがクラークの得点にフォーカスしたグラフィックを投稿したことに、一部のファンから非効率な内容を隠すような投稿だとの批判が寄せられています。X上では成功率の低さを皮肉る声や、ホワイトHCのローテーションと守備戦術への不満、解任を求める声まで見られました。一方で、クラークの行動を守備の連携について呼びかけていただけだと擁護する声もありました。クラーク自身は試合後の会見で、この日のシュート内容について「シーズンを通して一番下手な打ち方をしてしまった。でも、プレーオフでも同じことが起きるかもしれない。何とかして勝ち方を見つけ、フリースローラインに行く方法を見つけるしかない」と振り返り、チームとしての立て直しに意識を向けている様子でした。
プレーオフ前の火種、修正できるか
今回の敗戦により、フィーバーは27勝15敗で5位に後退し、4位のアトランタ・ドリームとは1ゲーム差、26勝16敗で並ぶニューヨーク・リバティ、ミスティックス、ダラス・ウィングスとの差もわずかという混戦の中に置かれています。レギュラーシーズン残り2試合の相手は、リーグ最多勝を誇るミネソタ・リンクス(32勝10敗)で、決して楽な日程ではありません。今回明らかになったクラークの苛立ちは、単なる一時的な感情の発露というより、守備での連携不足やローテーションへの不信感が積み重なった結果である可能性が高いと見ています。プレーオフを目前に控えたこの時期にコーチと主力選手の間にきしみが見えたことは、フィーバーにとって見過ごせない材料であり、残り試合とプレーオフ本番での修正力が問われることになりそうです。
関連情報
フィーバーはレギュラーシーズン最終盤の重要な2連戦をミネソタ・リンクスと戦います。プレーオフのシード順に直結する試合となるだけに、クラークとホワイトHCの関係修復、そしてチームとしての守備の立て直しが図れるかに注目が集まります。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/stephanie-white-embarrassment-something-very-045949130.html

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