カリー

1億1600万ドル、2年2000万ドルを手放したカリーが放った残留の号砲

 

ゴールデンステート・ウォリアーズは現地時間9月25日、スティーブン・カリーとの間で2年契約1億1600万ドルの延長合意に達したと発表しました。38歳のシーズンを迎えるカリーがウォリアーズでのキャリアをさらに積み重ねることになったこのニュースでは、契約規模そのものよりも「あえて満額を受け取らなかった」という選択の中身に、多くのファンの関心が集まっています。

直近の契約内容と成績

今回まとまったのは2年間で総額1億1600万ドル、年平均5800万ドルの延長契約です。2028-29シーズンにはプレーヤーオプションが付帯しており、カリーは少なくとも自身の20年目のシーズンまでウォリアーズでプレーする見通しとなりました。交渉のテーブルには2年間で1億3600万ドルという最大提示額があったとされていますが、カリーはそこから約2000万ドルを手放す形でサインしたと伝えられています。

2025-26シーズンのカリーは43試合に出場し、平均26.6得点、4.7アシスト、3.6リバウンド、1.1スティール、出場時間30.9分という数字を残しました。ひざの故障で欠場が相次いだ一方、出場した試合ではチームは24勝19敗、欠場時は13勝26敗と、勝敗に大きな差が生まれています。38歳という年齢を考えれば十分すぎる数字であり、衰えを感じさせない得点力は健在と言えそうです。

過去との比較・背景

カリーは2009年のドラフトで全体7位指名を受けてウォリアーズ入りし、以来16年以上にわたって一貫してチームの顔であり続けています。この間にチームは4度のNBA制覇を経験し、2015-16シーズンには史上初となる満票MVPも獲得しました。NBA歴代最多となる3ポイントシュート成功数を積み上げてきた実績も、今回の契約延長を後押しした要因のひとつとみられます。

今回の延長により、カリーの契約総額はキャリア通算で約6億5200万ドルに到達し、NBA史上初めて6億ドルを突破した選手となりました。これはケビン・デュラントの約5億9800万ドル、レブロンの約5億9200万ドル、カワイ・レナードの約5億4300万ドルを上回る数字です。

カリーは本来2027年7月にフリーエージェントになる予定でしたが、それを待たずに前倒しで合意に至りました。ウォリアーズのGMを務めるマイク・ダンリービーは、Yahoo Sportsの取材に対し「プロスポーツ史上、Stephenほどチームの顔にふさわしい人物はいない」と語っています。

今後の展望・独自考察

今回の合意で、カリーは少なくとも40歳までウォリアーズでプレーする可能性が高まりました。自ら約2000万ドルを手放した判断は、フロントに戦力補強の余地を残すための選択とみられ、優勝を目指せる残り時間が限られる中での「勝つための投資」という側面が強く出ています。

今後のカギを握るのは、ひざの状態管理です。出場時と欠場時の勝敗差が24勝19敗と13勝26敗というほど開いている事実は、健康なカリーがどれだけチームの命運を左右する存在かを如実に示しています。年齢を重ねながらどこまで出場時間を管理し、プレーオフに向けてコンディションを整えられるかが、ウォリアーズの今シーズンの成否を分けることになりそうです。

また、年平均5800万ドルという契約規模は、キャップヒットの観点からもウォリアーズの編成に直結します。カリー自身が満額から約2000万ドルを手放したことで、フロントには他のポジションを補強するための資金的な余白が生まれました。長年チームを支えてきた選手が、自らの取り分を減らしてでも勝負を優先する姿勢を見せたことは、ロッカールーム全体の求心力にもつながりそうです。

関連情報

ウォリアーズの2026-27シーズン開幕は10月下旬に予定されています。カリーの体調管理と新戦力の噛み合わせが、開幕から最大の注目点になりそうです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/stephen-curry-signs-2-116-025923547.html

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