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あと一歩でニックス入りだったレブロン、王者の誕生が変えた行き先の裏側

 

レブロンがフリーエージェント時に、ニューヨーク・ニックス入りを思い描いていたと明かしました。語ったのは9月28日、ニュージャージー州カムデンで行われた76ersのメディアデーです。最終的にフィラデルフィア行きを選んだ彼が、なぜニューヨークを断念したのか。その理由が意外なほど率直で、思わず唸りました。

メディアデーで語られた本音

ESPNの取材に対し、レブロンは「マディソン・スクエア・ガーデンでプレーして、キャリアをそこで終える姿を思い描いていた」と語っています。ガーデンのことを、バスケットボール選手にとって世界一のアリーナだとも表現しました。

ところが、その考えを変える出来事がありました。ニックスが2026年6月にサンアントニオを破ってNBAチャンピオンになったのです。レブロンは「彼らがサンアントニオを倒したとき、これは無理だと思った」という趣旨の話をしています。加えて、優勝チームに加われば世間やメディアの反応が厳しくなると考え、「みんながそれを許してくれなかったはずだ」とも話したと報じられています。

「勝った側に乗る」ことの重み

レブロンのキャリアには、ヒートに移籍した2010年の「ザ・ディシジョン」以降、常に移籍の選択が注目されてきた歴史があります。優勝を狙える強いチームを選べば批判され、そうでなければ別の批判を受ける。今回の発言からは、その視線を誰よりも自覚している様子が伝わってきます。

ニックスにとっては、ジェイレン・ブランソンを中心にした優勝チームの形が完成していました。そこにレブロンが加わる構図は、確かに「王者に合流した」という見え方になりやすいでしょう。逆に言えば、優勝が決まる前なら選択肢として成立していたという受け取り方もできます。ここは発言の範囲で読める事実であり、ニックス側との交渉の内情までは分かっていない点は強調しておきます。なお、レブロンが最終的に76ersを選んだ理由のすべてが今回の発言で説明されたわけではなく、あくまで本人が語った一側面と受け止めるのが適切です。

これからのレブロンとニューヨーク

レブロンはニューヨークとフィラデルフィアの両方に拠点を持つ予定だと伝えられています。そして今季、マディソン・スクエア・ガーデンには2度乗り込みます。開幕戦の10月20日と、2月27日です。

個人的には、開幕戦の10月20日が今季最初の注目カードだと思っています。王者として迎えるホームの夜に、ガーデンでプレーしたかったと語ったレブロンが敵としてコートに立つ。この構図は、ファンにとって最高の物語です。ガーデンの観客がどんな声で迎えるのか、そしてレブロン自身がどんなプレーで応えるのか。新天地でのスタートと、断念した夢の舞台への訪問が同じ夜に重なるだけに、試合前の雰囲気まで含めて楽しみが一つ増えました。

発言から読み取れること

今回の話で印象的なのは、レブロンが「やりたかったけれど、優勝したチームには行けない」と、自分の選択の裏側をあえて語ったことです。移籍の理由を「勝てるから」「お金だから」と単純に語らず、世間の見え方まで計算に入れていたと認めた形です。キャリア終盤に入ったスーパースターが、勝利だけでなく物語や評価まで意識して行き先を決める。そこに、長年注目され続けてきた人ならではの視点を感じます。

観戦のヒント

ニックス対76ersの開幕戦と、2月27日の再戦は、ぜひ押さえておきたい試合です。レブロンの去就をめぐる物語の続きが、コートの上で見られるかもしれません。

引用:https://www.espn.com/nba/story/_/id/50053106/lebron-james-says-envisioned-joining-knicks-free-agent

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