ペイジ・ベッカーズ

なぜオガンボウェールはベッカーズのために「rigged」とまで言い切ったのか、敗戦直後の怒り

 

ダラス・ウィングスのオガンボウェールが、プレーオフ敗退の直後に放った一言が波紋を広げています。ヴァルキリーズに73対77で敗れた第3戦のあと、チームメイトのベッカーズについて「ファーストチームに入るべきだ。もしそうならないなら、それは仕組まれている(rigged)と思う」という趣旨の強い言葉で語ったと報じられています。敗戦のショックよりも、同僚への評価に怒りをぶつけた点に、この発言の重みがあると感じました。

ベッカーズのシーズンと第3戦の落差

オガンボウェールが擁護したのは、ベッカーズの2026年レギュラーシーズンの数字です。平均20.9得点、5.9アシスト、4.1リバウンドを記録し、フィールドゴール成功率は51.2%、3ポイント成功率は41.0%でした。合計878得点は球団記録で、オガンボウェール自身が持っていた849得点を上回ったと伝えられています。アシストも合計247本と球団記録で、3ポイントは新人年の33.1%から大きく改善しました。

一方で、プレーオフの数字は明暗が分かれました。第1戦は10本中9本成功の高効率で21得点を挙げましたが、第2戦と第3戦は平均13.5得点、成功率22.2%にとどまり、第3戦は14本中3本の成功でした。オガンボウェールの発言は、この終盤の不調が賞の投票で重く見られることへの先回りの反論だったと受け取れます。

過去の評価との比較と、今回の発言が特別な理由

ウィングスは今季27勝17敗で、プレーオフでは第7シードとして臨みました。2025年のベッカーズは新人として存在感を示しましたが、今季はチームの中心として、球団の得点記録を塗り替えるところまで来ています。オガンボウェールは「ジェネレーショナルな選手で、シーズンを通してチームを引っ張ってきた」という趣旨で語っており、先輩エースが後輩を公に持ち上げる構図は、エース争いを想像しがちなファンの見方を裏切るものでした。

賞の選考をめぐる選手の不満は珍しくありません。ただし、選手が「仕組まれている」という言葉まで使って公然と疑義を呈するのは、かなり踏み込んだ表現です。投票に対する不信が、現役選手の口から直接出たこと自体がニュースだと言えます。なお、AP通信が9月27日に発表した表彰ではクラークとミッチェルがファーストチームに選ばれており、ベッカーズの扱いをめぐるファンの議論はすでに過熱していました。

今後の展望と、筆者の見方

この発言が選考結果そのものを動かすことは考えにくいと思います。ただ、数字の積み上げではファーストチームに十分値するシーズンだったのは確かで、プレーオフ3試合の不調だけで評価が下がるなら、賞は何を測るものなのかという議論にはつながるはずです。レギュラーシーズンの貢献を投票でどこまで重く見るべきかは、ファン同士でも意見が割れるところでしょう。

もう一つ気になるのは、ベッカーズ本人の受け止めです。敗戦後の会見では感情をにじませる場面もあったと報じられており、チームメイトの言葉が彼女にとって大きな支えになった可能性があります。来季に向けて、同じバックコートで並び立つ二人がどのような関係を築くのかに加え、フロントがどんな補強で支えるのかも、引き続き注目したいところです。

関連情報

ウィングスのシーズンは終了しましたが、WNBAプレーオフは準決勝に進みます。エーシズ対ヴァルキリーズ、ドリーム対リバティの顔合わせが組まれています。日程や放送は Yahoo Sportsのプレーオフ日程記事 で確認できます。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/arike-ogunbowale-drops-rigged-wnba-101218605.html

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