ペイジ・ベッカーズ

17点でも第4Qは0点、涙をこらえたベッカーズにフェルナンデスが贈った言葉の重み

 

ダラス・ウィングスのシーズンは、ゴールデンステイト・ヴァルキリーズに77対73で敗れた第3戦で幕を閉じました。その試合後、ペイジ・ベッカーズが会見で感情を抑えきれない様子を見せたと報じられています。17得点という数字だけ見れば悪くないのに、シュートは14本中3本、第4Qは無得点。数字の裏にある重さが、会見の空気に表れていたのではないでしょうか。ここでは、敗退後に出てきた言葉を軸に、今シーズンのウィングスとベッカーズを振り返ります。

第3戦で何が起きたのか

第3戦のベッカーズは17得点6アシスト2スティール2ブロックを記録しました。ただしフィールドゴールは14本中3本の成功にとどまり、勝負の第4Qは得点がありませんでした。ヴァルキリーズはカイラ・チャールズ、ティファニー・ヘイズ、ガビー・ウィリアムズらが入れ替わりで圧力をかけ、ベッカーズに楽な形でシュートを打たせませんでした。

一方、アリーク・オグンボワールは30得点を挙げ、ウィングス史上初めて、プレーオフで30点以上を複数回記録した選手になりました。第2戦の延長戦でも45得点でWNBAプレーオフ記録を塗り替えており、ベッカーズ以外の得点源が踏ん張った3試合でもありました。それでも、あと1ポゼッション届かなかったのが今回の結果です。ジェシカ・シェパードも12得点12リバウンドで支えましたが、最後のチャンスを生かせませんでした。

フェルナンデスとオグンボワールが語ったこと

試合後、ホセ・フェルナンデスHCはベッカーズについて、こう語ったと伝えられています。「ペイジがいたからこそ、ここまで来られた」。さらに、彼女はファーストチームのオールWNBA級の選手であり、チームを背負う責任を自分のものとして引き受けている、という趣旨の話もしています。

オグンボワールも「シーズンを通して、彼女がチームを引っ張ってくれた。ファーストチームに入るべきだ」と話したと報じられています。エースの座にいるオグンボワールが、チームメートをここまで強く推したことは小さくありません。第3戦の数字だけで評価が揺らぎやすい局面で、チーム内の信頼がはっきり言葉になった形です。

数字で見るベッカーズの2026年

今季のベッカーズは平均20.9得点5.9アシスト4.1リバウンドを記録しました。3ポイント成功率は41%、フリースローは87.1%と、効率面でも高い水準です。ウィングスは前年の10勝から27勝へ17勝を上積みし、ClutchPointsはこれをWNBA史上最大の1シーズンでの改善と伝えています。27勝17敗でのプレーオフ進出は、2023年以来のことです。

SNSでは第3戦の3本成功を受けて厳しい声も飛び交い、Yahoo Sportsは「WNBAの世界が牙をむいた」と見出しで伝えました。ただ、たった1試合の不調と、シーズン全体の貢献は分けて見るべきだと私は思います。第2戦も14本ではなく13本中3本の成功にとどまっていたので、2試合続けて悔しい夜になったのは事実です。それでも、そこへ至るまでの流れを作ったのが彼女だったことも、また事実です。

この先の見どころ

ベッカーズにとっては、プレーオフの厳しい守備を経験したことが、来季への最大の財産になりそうです。第4Qに苦しんだ経験は、ボールを持つ時間が長い選手ほど、終盤の選択肢を増やす必要があることを教えてくれます。ピック&ロールの後のパスや、ポストアップの使い分けなど、伸びしろは具体的に見えています。

フェルナンデス体制の1年目で土台ができたウィングスが、2年目にどこまで上積みできるか。オールWNBAの発表やオフの動向を含め、ベッカーズとオグンボワールの2枚看板がどう進化していくのか、引き続き追いかけます。みなさんは、この敗退をどう受け止めましたか。ぜひコメントやSNSで聞かせてください。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/jose-fernandez-thinks-paige-bueckers-074918294.html

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