WNBAファイナル第3戦のチケットが、歴代の決勝で最も高い水準に達しました。ドリームの本拠地アトランタで行われる第3戦の最低価格は、15日時点で約201ドルです。昨年のファイナル第1戦は23ドルだったので、1年で約8.7倍に跳ね上がりました。
201ドルの内訳とシリーズの構図
Yahoo Sportsが配信した記事によると、チケット販売サイトTickPickのデータで、第3戦の最低価格は約201ドルです。会場はステートファーム・アリーナで、第1戦は17日土曜にサンフランシスコのチェイスセンターで始まります。ドリームは最初の2試合をアウェーで戦い、第3戦と第4戦でアトランタに戻ります。
対戦成績は、レギュラーシーズンが30勝14敗でリーグ4位のドリームに対し、32勝12敗で同2位のヴァルキリーズです。ヴァルキリーズは昨季王者のエーシズをスイープし、参入2年目でファイナルに立ちました。ドリームはニューヨーク・リバティを3戦全勝で退け、ポストシーズン5戦5勝です。
ドリームはレギュラーシーズンでヴァルキリーズに3戦全敗しています。それでもポストシーズンの平均92.6点はプレーオフ最高で、攻撃力は数字で裏付けられています。ヴァルキリーズ側は、ベンチ得点が1試合平均35.9点で、2020年のエーシズが持っていた35.0点のWNBA記録を上回りました。
リース効果という名の需要
需要を押し上げた最大の要因はエンジェル・リースです。HITCの記事によると、シカゴ・スカイからドリームへ移籍したリースにとって、今回が初めてのファイナルです。リースは今季の最優秀守備選手に選ばれ、ポストシーズンでは18.0点、8.4リバウンド、2.2ブロックを記録しました。3ポイント成功率は38.5%、フィールドゴール成功率は43.3%です。
ブロック2.2本はブレアナ・ステュワートと並ぶプレーオフ2位の数字です。EssentiallySportsによると、スティールでも上位4人のうち3人がドリームの選手で、レイン・ハワードとジョーディン・カナダが2.2本、アリーシャ・グレイが2.0本です。守備でリーグを圧倒するチームの顔にリースが立っています。
リースは準決勝でリバティを下したあと、「job is not done」と語りました。ファイナルの舞台が欲しかった選手が、その舞台に立った瞬間にチケット相場が跳ねたことは、ファンが見たい物語がどこにあるかを示しています。
相場9倍が示す決勝の価値
昨年のファイナルはエーシズがマーキュリーを破りましたが、第1戦の最低価格は23ドルでした。今年の第3戦が201ドルに達した事実は、WNBAの決勝が地方の人気イベントから全国規模の需要を集める興行に変わったことを意味します。
第3戦が高騰した理由は、シリーズの流れにあります。第1戦と第2戦でヴァルキリーズが連勝すれば、第3戦はドリームにとって崖っぷちの試合になります。逆にドリームがサンフランシスコで1勝を挙げれば、第3戦はアトランタの大観衆の前で主導権を握る試合になります。どちらに転んでも、第3戦はシリーズの行方を決める一戦です。
ホームの利以上に価値を持つのは、リースがファイナルで見せる1本1本のプレーです。レギュラーシーズンで3戦全敗のドリームが、守備とリースの存在感で流れを変える可能性は十分にあります。需要が先に価格で答えを出した以上、あとはコートの上で201ドルに見合う試合を見せるだけです。ファイナルの主役はリースであり、第3戦の相場はそのまま彼女への期待値です。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/current-price-201-makes-atlanta-033143386.html

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