エンジェル・リース

ゲートウェイの見送りとステートファームの約束、ドリームを送り出した街の覚悟

 

アトランタ・ドリームは現地時間の14日、WNBAファイナルの第1戦と第2戦が行われるサンフランシスコへ向けて出発しました。選手たちはカレッジパークのゲートウェイ・センター・アリーナからチャーターバスに乗り、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港へ向かいました。アリーナには数十人のファンが集まり、WNBA最優秀守備選手のエンジェル・リース、ナズ・ヒルモン、デワナ・ボナーらを送り出しました。

街の人々が口にした「夢」と「卒業」

WSB-TVの取材に、地元のファンは喜びを率直に語りました。ファンのアシュリー・ハリスは「ファイナルまで来てくれたのが嬉しい。こうなる運命だった」と話しました。9歳のチームを指導するコーチのシャンディ・クレイは、街全体に広がる熱気を肌で感じるために足を運んだと述べました。

最も印象的だったのは、カレッジパークの消防士カールトン・レーンの言葉です。レーンは「彼女たちはもう、うちのアリーナには収まらない存在になった」と語りました。カレッジパーク・コンベンション&ビジターズビューローのアンバー・バチェラーは「私たちにとって彼女たちは最高の夢です」と述べ、チーム名のドリームに掛けて誇りを表現しました。見送りの場にあったのは寂しさではなく、送り出す側の誇りでした。

小さな本拠地から大きな舞台へ

ゲートウェイ・センター・アリーナは、長年ドリームの拠点でした。ファイナルの第3戦と第4戦はステートファーム・アリーナで行われ、同アリーナは来季のドリームの本拠地にもなります。ESPNによると、WNBAは第3戦と第4戦をより多くのファンを収容するためにステートファーム・アリーナへ移しました。

ドリームは準決勝でリバティをスイープし、2013年以来となるファイナル進出を決めました。13年ぶりの舞台で、チームは本拠地の主役交代と同時にタイトル争いを迎えます。カレッジパークの人々が最後の機会を惜しみながら笑顔で見送った事実は、この移転がチームの成長の証であることを示しています。小さな街が育ててきたチームが、より大きな器へ移る節目が、ファイナルの最中に訪れました。

この会場変更について、リースは「ほろ苦い」と語りました。ゲートウェイでの日々を知る選手にとって、馴染んだ本拠地との別れは喜びだけで片づく話ではありません。それでもリースは3年目のシーズンで最優秀守備選手に輝き、ファイナルの舞台に立ちます。ハイポスト・フープスのステファニー・カロイは、リースが今季キャッチ&リリースの3ポイントを沈め、高い水準でリバウンドを奪っていると指摘しました。街の変化とリース自身の成熟が重なった年に、ドリームは頂点まで1シリーズに迫っています。

西海岸で待つバルキリーズと、ドリームの条件

初戦の相手のゴールデンステート・バルキリーズは、創設2年目でファイナルに到達しました。ESPNによると、バルキリーズは延長の末にエーシズを破っての進出です。ハイポスト・フープスによると、ナタリー・ナカセとカール・スメスコの両ヘッドコーチは、ともにHC就任2年目でファイナルの舞台に立ちます。どちらが勝っても初優勝のチームが誕生します。

ドリームにとっての懸念は、アリッシャ・グレイの左手です。ESPNによると、グレイは手に軽い処置を受け、初戦に向けて日々の状態を見ながらの調整です。グレイが万全でなくても、リースの守備とリバウンド、ボナーの経験がドリームの土台です。敵地での第1戦と第2戦で1勝を拾えば、ステートファームでの第3戦と第4戦が、街が待ち望んだ勝負の場に変わります。ドリームは敵地で流れをつかみ、新しい本拠地で初優勝に手を伸ばします。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/atlanta-dream-way-san-francisco-003821638.html

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