試合展開
クライメット・プレッジ・アリーナに12,500人の観衆を集めて行われた一戦は、ロースコアな守備戦となりました。前半はリードチェンジを繰り返す一進一退の攻防となり、31-31の同点で試合を折り返します。試合が動き出したのは第3クォーター。シアトル・ストームのエリカ・ウィーラーが連続3ポイントシュートなどでチームを牽引し、リードを奪います。第4クォーター、ゴールデンステートが残り5分を切って56-54と2点差まで詰め寄りますが、ここからストームの大黒柱ネカ・オグウミケが勝負強さを発揮。このクォーターだけで11得点を集中させる活躍でヴァルキリーズの追撃を振り切り、67-58でストームが勝利を収めました。
注目選手とスタッツ この試合では、ストームのネカ・オグウミケが歴史に名を刻みました。
- ネカ・オグウミケ(SEA): 22得点、8リバウンド。この試合の得点でWNBA歴代通算得点ランキング単独6位に浮上しました。
- エリカ・ウィーラー(SEA): 15得点。第3クォーターの活躍で試合の流れをストームに引き寄せました。
- スカイラー・ディギンズ(SEA): 10得点、6アシスト。ベテランガードとして安定したプレーを見せました。
- セシリア・ザンダラシーニ(GSV): ベンチからチームハイの12得点を記録しましたが、勝利には届きませんでした。
- ベロニカ・バートン(GSV): 8得点、8リバウンド、4アシストと攻守に奮闘しました。
試合後のコメント
試合後、シアトル・ストームのノエル・クインHCは、「我々は(リバウンドに)飛び込み、ポゼッションを確保し続けた」とコメント。ロースコアの展開の中、リバウンドなどの泥臭いプレーが勝利に繋がったことを強調しました。
歴史的な記録を達成したネカ・オグウミケは、自身の記録よりもチームの勝利を喜び、「タフな試合だったが、最後にチームとしてやるべきことを遂行できた。特に若いファンがたくさんいる前で勝てたのは嬉しい」と語り、エースとしての責任感とファンへの感謝を口にしました。

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