リバティー イオネスク スチュアート

【喝】王者リバティが最下位ストームに痛恨黒星、ジョーンズが「ハートを持ってプレーしろ」と猛烈な檄

 

ディフェンディングチャンピオンが、最も足元をすくわれてはいけない相手に屈しました。現地時間6月25日、ニューヨーク・リバティは敵地クライメイト・プレッジ・アリーナでシアトル・ストームに88-99で敗れ、直近4試合で3敗目を喫しました。相手はそれまで11連敗中、今季わずか3勝でリーグ最下位に沈んでいたチームです。試合後にエースのジョンケル・ジョーンズが発した強烈な言葉が、王者の現在地をくっきりと浮き彫りにしています。最下位に足をすくわれた一戦は、単なる1敗では片付けられない重さをはらんでいます。

11連敗中の最下位に屈した「らしくない」一戦

この試合、リバティは終始ストームの勢いに飲み込まれました。シアトルは第4クォーターに最大16点のリードを奪い、最後までその差を守り切ります。象徴的だったのが速攻でのポイント差で、ストームが21点を挙げたのに対し、リバティはわずか4点。リバウンドでも28対39と上回られ、オフェンスリバウンドだけで13本を献上しました。フィールドゴール成功率45%という数字自体は悪くないものの、球際の強度とトランジションで完全に後手に回った格好です。これでリバティは12勝7敗、ストームは4勝15敗となりました。

個人で気を吐いたのはジョーンズで、17本中10本を沈めて3ポイント3本を含むチーム最多の26得点、8リバウンドをマークしました。レオニー・フィービッヒが19得点、サブリナ・アイオネスクが14得点5アシストと続きましたが、チームはこの日、ロードマネジメントでブレアナ・スチュワートを欠いていました。主力を1枚欠いたとはいえ、リーグ最下位相手の敗戦は王者にとって「らしくない」結果と言わざるを得ません。

王者の自覚を問うた、ファイナルMVPの檄

最も注目を集めたのは、敗戦後のジョーンズの発言です。彼女は言い訳を一切口にせず、まず守備の改善と、一人ひとりが鏡を見て自分を省みる必要性を説きました。そのうえで、リバティ番記者のマイルズ・アーリックが伝えたところによると、ジョーンズはより踏み込んだ表現でチームを叱咤しています。クラッチポインツによれば、「大事なのは出場時間でもレップ数でもなく、ハートを持ってプレーすることだ」と語気を強めたとされます。

この言葉の重みは、彼女の立場を踏まえると一段と増します。リバティは2024年に球団史上初の優勝を成し遂げた王者であり、ジョーンズはそのファイナルでMVPに輝いた中心人物です。つまり、チームを最もよく知る人物が「これは技術ではなく姿勢の問題だ」と公の場で言い切ったことになります。シーズン序盤に8連勝を飾り、コミッショナーズカップ決勝への切符をつかんだあの勢いはどこへ行ったのか——その落差こそが、ジョーンズの強い危機感の源泉なのでしょう。

コミッショナーズカップ決勝を前に問われる地力

このタイミングでの失速は、リバティにとって決して小さな問題ではありません。チームは間近に迫るコミッショナーズカップ決勝で、西の強豪ラスベガス・エーシズとの大一番を控えています。タイトルがかかった舞台の直前に、守備の強度とトランジションというバスケットボールの根幹を、よりにもよって最下位相手に突きつけられた事実は軽視できないはずです。

筆者が注目したいのは、スチュワートの不在をどう捉えるかという点です。1試合のロードマネジメントを「ただの欠場」と見るか、それとも選手層の薄さが露呈した一戦と見るかで、評価は大きく変わります。ジョーンズが守備とハートを繰り返し口にした背景には、主力が一人抜けただけで強度が落ちてしまうチームの構造的な脆さへの苛立ちがあったのかもしれません。逆に言えば、この黒星を決勝前の「痛い予防接種」に変えられれば、王者は再び引き締まって戻ってくるはずです。

次戦と観戦のポイント

リバティがどんな表情でコートに戻ってくるのか、コミッショナーズカップ決勝でのエーシズ戦は今季屈指の注目カードとなります。ジョーンズの檄がチームにどう作用したのかは、速攻の本数やオフェンスリバウンドの数字を追うとよく見えてくるはずです。立ち直りの度合いを測る格好の指標になるでしょう。最新の試合日程や順位はWNBA公式サイトで確認できます。

引用:https://clutchpoints.com/wnba/new-york-liberty/liberty-news-jonquel-jones-new-york-nsfw-loss-storm

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です