北米時間の7月24日、シカゴのウィントラスト・アリーナでWNBAオールスターウイークの幕開けを飾るState Farm WNBA 3ポイントコンテストがいよいよ開催されます。今年はケイトリン・クラークとサブリナ・イオネスクという2枚看板がそろって出場を見送ったため、「主役不在では」と見る向きもありました。ですが、実際に発表された6人の顔ぶれを見れば、その心配はまったく無用だと感じます。今季のスリーポイント成功数ランキング上位がずらりと並ぶ、近年でも屈指の実力派ぞろいだからです。
今季のスリーポイント上位が集結、リーグ屈指の6人
WNBA公式が発表した出場者は、トロント・テンポのマリーナ・マブリー、アトランタ・ドリームのライン・ハワード、ダラス・ウィングスのアジー・ファッド、ポートランド・ファイアのブリジット・カールトン、シアトル・ストームのナティーシャ・ハイドマン、ゴールデンステート・ヴァルキリーズのジャネル・サラウンの6人です。公式リリースはこの布陣を「今季最も生産的なスリーポイントシューター6人」と紹介しており(WNBA公式リリース)、7月21日時点のスタッツを見ればその説得力は一目瞭然です。
- マブリー:今季リーグ最多の82本のスリーポイント成功
- ハワード:79本でリーグ2位
- サラウン:67本でリーグ5位
- カールトン:65本でリーグ6位
- ハイドマン:57本でリーグ7位タイ
- ファッド:50本でリーグ10位タイ
リーグ全体の3点量産ランキングの常連がこれだけ集まった時点で、ハイレベルな撃ち合いは約束されたようなものです。コンテストはウィントラスト・アリーナから北米東部時間の午後8時にスタートし、ESPNやDisney+などで中継されます。同じ舞台で争われるKia WNBAシューティングスターズと並ぶ、オールスター金曜夜の目玉です。
スポンサー刷新で演出も一新、鍵を握る“ロゴショット”
今回はState Farmが3ポイントコンテストのタイトルスポンサーを初めて務め、演出も大きく様変わりしました。コート上には5つのボールラックが置かれ、各ラックの最後には2点の「マネーボール」を配置。さらに選手が好きな位置を選べる「オールマネーボール」ラックや、成功すれば1本3点になる超ロングレンジの「From the Logo(ロゴショット)」まで用意されています。ロゴショットが決まるたびに寄付が行われる社会貢献の仕掛けもあり、単なる的当てにとどまらない趣向です。予選上位2人が決勝に進む2ラウンド制はそのまま踏襲されます。
出場経験でいえば、ハワードはルーキーだった2022年、マブリーは2024年に本大会を経験済みです。一方でファッド、カールトン、ハイドマン、サラウンの4人はいずれも本大会デビューとなります。とりわけファッドは2026年ドラフト全体1位で、ルーキーイヤーにいきなり全米中継の大舞台へ立つ格好です。ベテランと新星が入り交じる構図そのものが、今年の見どころだといえます。
優勝候補は誰か、主役を奪うのはこの一夜
数字だけを見れば、成功本数リーグトップのマブリーが本命でしょう。初のオールスター選出という勢いも味方につけています。ただ、この手のイベントはシュートの「量」より短時間での「集中力」がものを言うため、一発の爆発力という点ではファッドの華やかさも見逃せません。UConn仕込みの美しいフォームは、ロゴショットのような遠距離でこそ映えるはずです。個人的に伏兵として面白いのは、フランス出身2年目のサラウンです。快進撃を続けるヴァルキリーズで培った勝負強さを、全米の舞台でどう発揮するのか。クラークとイオネスクが抜けたことで、むしろ普段はスポットライトの当たりにくい実力者が一気に名を上げる絶好機になりました。優勝すればその名は全国区へ。今年はキャリアの潮目を変えうる一夜になるかもしれません。
同じ夜のもう一つの目玉と、オールスター本番
3ポイントコンテストと同じ7月24日には、Kia WNBAシューティングスターズも同じウィントラスト・アリーナで行われます。そしてウイークのハイライトである2026 AT&T WNBAオールスターゲームは、翌7月25日にシカゴのユナイテッド・センターで開催されます(北米東部時間午後8時30分、ABCほかで中継)。今年はリーグ30周年を記念し、レジェンドがゼネラルマネジャーを務めてドラフト形式でチームを編成する特別方式が採用されました。日本からはESPN系の配信サービスなどで観戦でき、オールスターならではのお祭りムードを存分に味わえます。まずは本日の3ポイントコンテスト、誰がトロフィーを掲げるのかに注目しましょう。
引用:https://www.wnba.com/news/2026-state-farm-wnba-3-point-contest-participants

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!




