WNBAのトレード期限が日本時間8月3日午前4時に迫るなか、ロサンゼルス・スパークスのケルシー・プラムをめぐる動きが一気に加速しています。ニューヨーク・ポストのマデリン・ケニーによると、アトランタ・ドリーム、ニューヨーク・リバティ、フェニックス・マーキュリーの3球団が獲得に関心を示しているとのことです。得点ランク2位の選手が期限直前に複数球団から同時に狙われる展開は、今季ここまでで最も大きな話と言っていいと思います。しかも当のプラム本人は、期限が締まったわずか30分後に始まる試合で今季11試合ぶりにコートへ戻る見込みです。
期限24時間前に浮上した3つの名前と、23.9得点という数字
流れが変わったのは今週前半でした。ロサンゼルス・タイムズのマリサ・インジェミが、スパークスがプラムを期限までに放出する可能性が「最も高い」と報じ、他球団から複数の電話が来ており動かす計画だという関係者の話を伝えています。そして現地1日午後、ケニーが具体的な3球団名を挙げました。
数字を確認しておくと、プラムは今季12試合で平均23.9得点6.4アシスト2.2リバウンド、フィールドゴール成功率52.7%、3ポイント成功率38.3%を記録しています。3ポイントは2023年以来の高水準で、得点はリーグ全体の2位です。5年連続となるオールスター選出も果たしましたが、負傷のため出場はかなわず、代役にはカリーア・コパーが入りました。
99万9999ドルの契約と、10勝17敗という現在地
プラムは2026シーズン開幕前、1年99万9999ドルでスパークス残留を選んでいます。新CBAでチームのサラリーキャップは700万ドルに設定され、プラムには140万ドルのスーパーマックス契約の資格がありました。それを使わなかった判断が、いま「シーズン後に無制限フリーエージェントになる選手」という形でチームに跳ね返っています。
一方のスパークスは10勝17敗でリーグ11位、6連敗中です。8位リバティとは5ゲーム差で、プレーオフ進出は2020年を最後に遠ざかったままです。7月12日にはゼネラルマネージャーのレイガン・ペブリーが退任し、守備効率113.0はリーグ14位。プラムが左下腿の負傷で離脱した6月21日以降の11試合は2勝9敗でした。木曜に5週間ぶりのフル練習をこなしたばかりの選手が、この順位のチームに残り続ける理由は、正直あまり見当たりません。
そもそもプラムは2025年初頭の3球団トレードでスパークスにやってきました。ジュエル・ロイドがエーシズへ、ドラフト全体2位指名権がストームへ渡り、シアトルはその枠でドミニク・マロンガを獲得しています。2017年の全体1位指名選手が、2年足らずでまた動くことになるかもしれません。
3球団それぞれの事情から読み解く現実味
最も切実なのはリバティです。土曜のフェニックス戦を前に16勝13敗、木曜のラスベガス戦は99対104で落としました。レオニー・フィービッヒは7月3日から左足の負傷で欠場が続き、サトウ・サバリーは6月23日に受けた接触以降ずっと脳震盪プロトコルの中にいます。マリーヌ・ヨハネスも左足首で出場が微妙な状況です。アニーサ・モローの獲得交渉が冷え込んだと伝えられるなか、満了契約のベトナイジャ・レイニー=ハミルトン(17試合平均4.7得点1.9リバウンド)が交渉材料として名前に挙がっています。
ドリームは18勝10敗で東地区2位。3球団のなかでは唯一、優勝を狙うための上積みとして素直に読める補強です。逆にマーキュリーは11勝18敗の10位で、これは残り試合での一発逆転に賭ける性格が強いでしょう。
ただし共通する不安は、練習に復帰したばかりで実戦感覚がゼロという点です。しかもシーズン後にはフリーエージェントになります。つまりどの球団にとっても事実上のレンタルであり、そこにどれだけの資産を積めるかという判断になります。値札が高止まりすれば、期限が何事もなく過ぎる展開も十分あり得ると見ています。
観戦情報
スパークスは日本時間8月3日午前4時30分からポートランド・ファイアと対戦します。トレードが成立しなかった場合、プラムは出場時間制限つきでこの試合に戻る見込みです。期限そのものは同日午前4時。つまりティップオフの30分前に、すべての答えが出ることになります。リバティは月曜と水曜に本拠地でシアトル・ストームと連戦を組んでいます。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/report-liberty-mercury-dream-kelsey-190557694.html

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