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1750万ドルの満了契約が動き出した──マブスがクレイのトレード市場を探り、本人はロサンゼルス復帰を歓迎、ルカとの再会が現実味

 

ルカ・ドンチッチがダラスを去った時、最も割を食った選手の一人がクレイ・トンプソンでした。その本人が今度はルカのいるロサンゼルスを見ているという報道が出ています。The Athleticのクリスチャン・クラークが8月3日に伝えたところによると、マーベリックスはトンプソンのトレード市場を探ったものの、まだ相手が見つかっていません。そして本人はロサンゼルス復帰を歓迎する立場だといいます。因果が一周して戻ってきたような話で、思わず唸りました。

1750万ドルの満了契約という、動かしやすい駒

トンプソンは2026-27シーズンに1750万ドルを受け取る満了契約で、2027年夏に無制限フリーエージェントになります。この契約構造が今回の話の中心です。満了契約は受け取る側にとって将来の給与負担がゼロで済むため、トレードの潤滑油として扱いやすい一方、放出する側が見返りとして高い対価を引き出しにくいという性質も持っています。マーベリックスが市場を探りながらまとまっていないのは、この非対称さが理由でしょう。

The Athleticの記事は「マーベリックスは16の標準契約を抱えている」という見出しで、ダラス側にロスター整理の必要があることを示しています。そのうえで、市場を探ったが合意に至っていないと複数のライバル球団関係者が匿名を条件に証言しました。トンプソン自身の数字は、ダラスでの2シーズンで3ポイント成功率38.7パーセント。全盛期のような支配力はなくとも、アウトサイドの脅威としては依然として通用する水準です。

父が2度優勝した街、そして今も家がある場所

トンプソンがロサンゼルスに特別な感情を持っているのは今に始まった話ではありません。幼少期の一部をこの街で過ごし、現在も自宅を所有しています。父マイカル・トンプソンはショータイム期のレイカーズで2度の優勝を経験した選手です。息子はゴールデンステートで4度の優勝を積み上げましたが、キャリアの終盤を父の街で締めるという筋書きには、確かに物語としての完成度があります。

皮肉なのは経緯のほうです。トンプソンがダラスを選んだ背景には、ルカと組めば優勝により近づけるという計算がありました。ところがそのシーズンのうちにルカはレイカーズへ放出され、想定は根本から崩れます。今度はトンプソンがルカを追いかける格好になるわけで、2年越しで元の設計図に戻ろうとしていると言えなくもありません。なおヒートが関心を示しているとも報じられており、行き先の候補はロサンゼルスだけではありません。

レイカーズ側の事情を見ると、話はそう単純ではない

一方でレイカーズには保証契約の選手がすでに16人おり、開幕までに15人へ減らす必要があります。つまり誰かを足すには誰かを引かなければならない状態で、現時点で最も労力を割いているのはジョナサン・クミンガの獲得だと伝えられています。トンプソンはその本命が流れた場合の代替案という位置づけに近いでしょう。

同じダラスからの候補としてP.J.ワシントンの名前も挙がっていますが、こちらは2029-30シーズンまで総額8900万ドルが保証され、チームオプションもプレーヤーオプションもありません。2025-26シーズンは平均14.2得点7.0リバウンド1.8アシスト1.1ブロック1.0スティール、フィールドゴール成功率45パーセントと数字自体は悪くないものの、3ポイント成功率が38.1パーセントから32.5パーセントへ落ちている点は気になります。

ここに意思決定の分かれ目があります。トンプソンなら1年で契約が切れるため、仮に噛み合わなくても損失は1シーズンで清算できます。ワシントンは4年を背負う判断になり、27歳という年齢を差し引いても重みがまるで違います。ルカのプレーメイクはキャッチアンドシュートの受け手の価値を最大化するタイプですから、38.7パーセントを撃てる選手を1年だけ試すという発想には合理性があります。逆に言えば、ダラスがその程度の見返りで満足するかどうかが最後の関門です。

今後の見どころ

レイカーズは開幕までにロスターを15人へ整理しなければならず、その過程で何らかの動きが出る可能性は高いと見ています。クミンガの件が決着するかどうかが最初の分岐点になりそうです。マーベリックス側も16人を抱えたままでは開幕を迎えられないため、8月から9月にかけて双方の事情が噛み合う瞬間があるかもしれません。2026-27シーズンの開幕ロスターが固まるまで、この話題はまだ続きそうです。

引用:https://www.si.com/nba/lakers/onsi/klay-thompson-lakers-stance-could-fuel-offseason-trade-buzz

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