ルカ・ドンチッチ

「今は100%健康な状態に戻ってる」ドンチッチがファンへのメールで完全復活を宣言、33.5得点の得点王を襲ったハムストリングとの日々

 

ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチが、2025-26シーズン終盤に負った故障からの完全復活を明かしました。伝えたのは記者会見でもSNSでもなく、ファンに向けて送ったメールです。『The Athletic』のダン・ワイキ記者がその内容を紹介しました。派手な発表ではありませんが、レイカーズにとっては今オフでもっとも重要なニュースのひとつだと思います。プレーオフをベンチで見送るしかなかった男が、自分の言葉で状態を報告したという事実そのものに意味があります。

メールに書かれていた「回復は順調」の中身

ドンチッチはメールの中で、シーズン終了直後の数週間はバスケットボールから完全に離れ、体を回復させることに集中したと説明しています。そのうえで現在のコンディションについて「リカバリーは順調に進んでいて、今は100%健康な状態に戻ってるよ」と綴りました。

興味深いのは、これが今回だけの特別な過ごし方ではないと本人が明かしている点です。オフシーズンの序盤にあえてバスケットボールから距離を置くのは毎年やっていることで、少し試合が恋しくなったり、新しいことに挑戦したりすることで、コートに戻る楽しさとモチベーションが高まるのだといいます。少し変わった方法かもしれない、と自分でも認めていますが、リーグ最高クラスの負荷を毎年背負う選手の自己管理として、非常に理にかなった話でもあります。

得点王を止めた、グレード2の肉離れ

2025-26シーズンのドンチッチは、平均33.5得点でリーグ得点王に輝きました。MVP争いでも上位に食い込む働きだっただけに、レギュラーシーズン終盤に左ハムストリングのグレード2の肉離れを負った打撃は、数字以上に大きなものでした。損傷の程度は当初の見立てより重いとも報じられ、専門的な治療を受けるためにヨーロッパへ渡っています。

それでもプレーオフでの復帰は間に合わず、レイカーズは第2ラウンドでオクラホマシティ・サンダーにスイープ負けを喫しました。エースはその一部始終をコートの外から見届けることになりました。得点王とMVP級のシーズンが、最後の数週間で丸ごと止まってしまったわけです。だからこそ、シーズン終了後の最優先事項が完全回復だったという流れは、当然の帰結でした。

レブロンが去った後の、ドンチッチ体制1年目

ここからが今オフの本題です。レイカーズはレブロン・ジェームズの退団をはじめとしてロスターを大きく入れ替え、名実ともにドンチッチのチームとして新シーズンを迎えます。つまり、彼の稼働率がそのままチームの上限になる構図です。昨季のように得点王級の働きをしても、4月に離脱してしまえば意味がありません。健康であることの価値が、これまで以上に直接的に勝敗へ跳ね返るシーズンになります。

その意味で、8月上旬の時点で本人が「100%」と言い切れる状態にあるのは、単なる安心材料以上のものです。ハムストリングの故障は再発率が高いことで知られており、シーズン中の負荷管理をどう設計するかは、レイカーズの新コーチングスタッフにとって最初の宿題になるでしょう。開幕から飛ばすのか、4月に照準を合わせるのか。その判断が、今季のレイカーズの評価をほぼ決めると言ってもいいくらいです。

スロベニアでのミニキャンプ、そして新シーズンへ

ドンチッチはこのオフ、レイカーズのチームメイトを母国スロベニアに招いてミニキャンプを開く計画も伝えられています。体の回復に専念した数週間を終え、いよいよチームづくりのフェーズに入るということです。エースが自ら拠点にチームを呼ぶという動きは、ウェンバンヤマがパリにスパーズの主力を集めた今夏の動きとも重なります。完全復活を宣言したドンチッチが、新体制の初年度をどう立ち上げるのか。10月の開幕までの動きから目が離せません。

引用:https://basketballking.jp/news/world/20260804/626650.html

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