オグワミケが語った次期コミッショナー論、年金改革に懸ける本気度の舞台裏

 

WNBA選手会(WNBPA)代表を10年近く務めてきたネカ・オグワミケが、次期コミッショナー候補として名前を挙げられる中、自身が就任した場合に真っ先に手を付けたい課題を明かしました。バスケットボール界で知られるマット・バーンズが配信するYouTube番組「ザ・ショップ」に出演した際の発言で、優先課題として真っ先に挙がったのは年俸でも組織改革でもなく「年金制度」でした。今季限りで15年間の現役生活に幕を下ろすオグワミケの発言だけに、その重みは小さくありません。エンゲルバート現コミッショナーの後任探しが本格化するタイミングだけに、業界内外の関心も高まっています。

「年金制度を作りたい」――オグワミケが明かした最優先課題

番組内でオグワミケは、直近の労使交渉を踏まえたうえで「今の交渉を終えたところなので、できる立場にあるなら年金制度のようなものを作りたい。それがおそらく最初にやりたいことです」と語りました。あわせて、現行の払い戻し(リンバースメント)制度の上限についても「十分とは言えない」と指摘しています。2016年からWNBPA代表を務め、リーグ史上最大級とも言われる報酬引き上げを実現した労使協定づくりに深く関わってきた立場から出た発言だけに、実現可能性を占う声も出ています。今シーズン限りで15年間のキャリアに区切りをつける方針をすでに表明しているオグワミケにとって、今回の発言はコミッショナー就任への意欲を問われた延長線上で飛び出したものでした。経営の未経験者ではなく、選手側の交渉窓口を10年近く担ってきた当事者だからこそ語れる具体案とも言えます。

急成長するリーグと、置き去りにされてきた選手還元

オグワミケは番組内で「今のWNBAは、NBAが30年目を迎えた時点よりも進んだ位置にいる」と述べ、リーグがまだ若い歴史しか持たない事実を踏まえたうえで、先人たちが築いた基盤の上に今のリーグがあるという趣旨の発言を続けました。2016年からWNBPA代表として選手側の交渉窓口を担ってきたオグワミケは、直近の労使協定でリーグ史上最大級の年俸引き上げを勝ち取った当事者でもあります。それでも人気の急拡大に選手への還元が追いついていない現状があり、特に引退後の生活保障にあたる年金制度の整備は長年の懸案とされてきました。数々のレジェンドたちに育てられた立場だからこそ、もっと意味のある形で恩返しをしたいという趣旨の発言からは、現役晩年を迎えた当事者としての実感がにじみます。NBAが数十年かけて整えてきた選手還元の仕組みを、急成長期のWNBAがどう短期間で追いつかせるかは、リーグ全体の課題でもあります。

コミッショナー就任は現実味を帯びるか

エンゲルバート現コミッショナーの後任探しが取り沙汰される中、選手出身者であるオグワミケの名前が候補に挙がること自体が異例です。本人は「経営面はこれから学ぶ必要がある」と率直に認め、就任前に長期休暇を取りたいと冗談交じりに語るなど、就任を急ぐ様子は見せていません。ただ、労使交渉の最前線に10年近く立ち続けてきた経験は、他の候補にはない強みだと言えます。仮に就任が実現すれば、年金改革を皮切りに、引退後のキャリア支援やメンタルヘルスケアといった周辺制度の整備にも着手が広がる可能性があり、選手出身者ならではの視点が経営判断に反映されることになれば、リーグの労使関係にも新しい局面をもたらしそうです。今後のコミッショナー選考の行方とあわせて注目したいところです。

今後の注目ポイント

オグワミケが現役最終シーズンを戦うロサンゼルス・スパークスは、レギュラーシーズン終盤でプレーオフ進出争いの渦中にあります。殿堂入り級と評されるキャリアの締めくくりを見届けたいファンにとっては、残り試合の一つひとつが特別な意味を持ちそうです。残り試合の日程やコミッショナー選考を巡る続報は、リーグ公式サイトや各局の中継スケジュールで随時確認できます。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/nneka-ogwumike-reveals-first-thing-164000565.html

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