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史上最多に並ぶ4度目のMVP、エイジャの執念と守備の栄冠を継いだリース

 

WNBAは2026年のレギュラーシーズンをすべて終え、現地時間9月27日、AP通信選定による年間表彰が発表されました。最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)にはラスベガス・エーシズのエイジャ・ウィルソンが3年連続で選ばれ、最優秀守備選手にはこのオフにアトランタ・ドリームへ加入したエンジェル・リースが輝いています。守備の顔だったエイジャからリースへ王座が移った点に、ひとつの時代の区切りを見た思いがしました。

直近の成績とスタッツで見る受賞ラインナップ

AP通信の投票では17人中15人がエイジャを最優秀選手の1位に挙げ、通算4度目のAP表彰となりました。これは2016年以降でブリアナ・ステュワートと並んでいた最多記録を単独で更新した数字です。エイジャは受賞にあたり「3回連続で獲れたのは光栄です」とコメントしています。守備部門ではリースがリーグ3位のスティール数を記録し、複数のポジションを守り抜いた総合力が評価されました。リバウンドは3シーズン連続でリーグ1位です。新人王にはミネソタ・リンクスのオリビア・マイルズが全会一致で選出され、平均19.8得点6.0アシスト4.7リバウンドという数字で、2024年にケイトリン・クラークが打ち立てたルーキー得点記録を更新しました。最優秀コーチにはミネソタのシェリル・リーブが選ばれ、2020年、2024年に続く3度目の受賞です。最優秀成長選手はダラス・ウイングスのジェシカ・シェパードで、平均14.5得点11.1リバウンド5.3アシストとキャリアハイを更新し、トリプルダブルを6回記録しました。最優秀控え選手はゴールデンステート・ヴァルキリーズのジャネル・サラウンで、平均12.7得点、3ポイント成功率39.2%というベンチ最多の数字を残しています。

割れた評価が映す2026年シーズンの読み方

今回の結果は、これまでの下馬評とすべて一致したわけではありません。地元メディアが9月23日に発表した独自選出では、最優秀成長選手にワシントン・ミスティックスのシャキーラ・オースティンが選ばれており、AP通信の選考とは異なる結果になりました。オースティンは得点・リバウンド・アシスト・ブロックすべてでキャリアハイを記録した実力者で、その投票ではシェパードが2番手につけていた経緯があります。同じ選手への評価がメディアによって割れるのは、今シーズンの成長株がそれだけ拮抗していた証拠だと感じます。一方で最優秀コーチのリーブは、主力5人とコリアーの長期離脱という逆風を跳ね返した実績が、どの媒体の選考でも一致して評価されました。守備の顔がエイジャからリースへ移った点も見逃せません。エイジャは得点とブロックの2冠を3年連続で守り続けてきた実績を持ち、守備面でも高い評価を受け続けてきました。そこに割って入ったリースは、移籍1年目のシーズンでリバウンド王の座を守りながら、守備の顔にもなったことになります。

表彰シーズンが示す来季への伏線

エイジャが個人タイトルを積み上げる一方で、チームとしてのタイトルをまだ手にしていない点は本人も強く意識しているはずです。3年連続の最優秀選手というキャリアの絶頂期にあるからこそ、プレーオフでの結果がこれまで以上に重く問われるシーズンになると筆者は見ています。リースにとっても、移籍初年度での守備タイトル獲得は、アトランタでの新たなキャリアの土台になりそうです。新人王のマイルズがすでにMVP候補として名前が挙がっている点も見逃せません。新人でのMVP受賞は過去にキャンディス・パーカーの例しかなく、来季以降マイルズがどこまで評価を伸ばすのか注目したいところです。

表彰式の興奮も冷めやらぬ中、WNBAプレーオフはすでに開幕しています。エイジャ擁するエーシズは1回戦でインディアナ・フィーバーと対戦し、リース擁するアトランタ・ドリームも1回戦でワシントン・ミスティックスと対戦中です。今シーズンの主要タイトルを手にした選手たちが、プレーオフの舞台でどのような結果を残すのか、あわせて注目してみてください。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/aja-wilson-wins-ap-wnba-133627193.html

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