オリビア・マイルズ

満票の新人王と5度目の名将賞、なのになぜリンクスは初戦で沈んだのか

 

導入
WNBAは9月28日、ミネソタ・リンクスのオリビア・マイルズが満票で新人王に選ばれ、チェリル・リーブHCが自身5度目の最優秀コーチに輝いたと発表しました。ところがこの2人が並んで表彰された前日、リンクスはプレーオフ1回戦の第1戦でニューヨーク・リバティに75対91で敗れています。祝賀と黒星が同じ週末に重なる、なんとも皮肉な巡り合わせです。個人的には、この2つの受賞が「リンクスは今年、何で勝ってきたのか」を端的に示していると感じました。

満票の新人王と、その数字
マイルズは今年のドラフト全体2位指名で、1試合平均19.8得点、6.0アシスト、4.7リバウンドを記録しました。ケイトリン・クラークが持っていたルーキーの通算得点記録を更新し、新人で唯一オールスターにも選ばれています。チームはリーグ最高の33勝11敗で、レギュラーシーズンを1位で終えました。

見逃せないのは、エースのネイフィサ・コリアーが両足首の手術の影響でシーズン初出場が7月中旬までずれ込んだ点です。エースが不在の間、ボールを運び、点も取り、味方も活かす役割を新人が背負い続けたことになります。

一方で、第1戦のマイルズは11得点、チーム最多の8リバウンドでした。シーズン平均を下回る数字ですが、リバティの守備がどこまで彼女を消しに来ていたのかは、第2戦以降で確かめたいところです。

名将賞が示す5度目の重み
リーブはメディア投票74票のうち40票を獲得しました。2位はゴールデンステイト・ヴァルキリーズのナタリー・ナカセHCで20票、3位はワシントン・ミスティックスのシドニー・ジョンソンHCで14票でした。リーブが過去に受賞したのは2011年、2016年、2020年、2024年で、今回で自身が持つリーグ記録をさらに伸ばしました。

リーブは就任17年目で、チームの編成責任者も兼ねています。リンクスは2011年、2013年、2015年、2017年に優勝しており、球団の黄金期を築いた指揮官が今も第一線で結果を残していることになります。さらに、その土台を作った人物が、世代交代と主力の長期離脱が重なった年にも首位を守ったわけです。ヴァルキリーズは32勝12敗で、リンクスとの差はわずか1試合でした。

今後の展望
1回戦は現在、リンクスが0勝1敗です。第1戦の点差は16点と小さくありません。それでも、コリアーの復帰後を含めて33勝を積み上げたチームには、修正力があるはずです。第2戦では、マイルズがどれだけ自分のリズムで攻められるか、そしてリバティのブレアナ・ステュワートに対してどんな守備の形を見せるかが焦点になると思います。

新人王と名将賞という2つのタイトルは、シーズンの評価としては確定しました。しかし本当に問われるのはここからです。ファンの皆さんは、この2人の受賞がプレーオフの結果と結びついていくと思いますか、それとも別の物語だと感じますか。ぜひ意見を聞かせてください。

関連情報
プレーオフ1回戦の全体像は、ESPNやWNBA公式サイトで日程とスコアを確認できます。マイルズはリンクスで新人王に選ばれた6人目の選手で、過去にはマヤ・ムーアやコリアーも名を連ねています。球団の歴史に名を刻む受賞だけに、第2戦以降の戦いぶりにも注目が集まります。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50052151/lynx-olivia-miles-unanimous-wnba-rookie-year
(あわせて参照:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/50052096/reeve-wins-wnba-coach-year-award-fifth)

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