ケイトリン・クラーク

ABC史上最多の210万人、フィーバー対エーシズが塗り替えたプレーオフ視聴の転機

 

ABC史上最多の210万人が見た日曜の午後

今季のWNBAは視聴者数の面でも好調でしたが、プレーオフでもそれが裏づけられました。ESPNの広報は、9月27日(日)に放送されたフィーバー対エーシズの第1戦が、ABCで放送されたWNBAプレーオフの試合として史上最多の平均210万人を記録したと発表しました。さらに視聴者数のピークは260万人に達したと報じられています。エーシズが先勝したこの一戦は、コートの外でも記録的な夜だったことになります。私の第一印象は、この数字が一過性の話題ではなく、リーグの土台が一段上がったことを示しているのではないかというものです。

前年比122%増という数字をどう読むか

ESPNが添えた比較が印象的です。昨季にABCで放送されたプレーオフ初戦、フィーバー対ドリームと比べて122%増だったといいます。単純に計算すると、昨季の同じ枠は100万人を切る水準、およそ95万人前後だったことになります。これは発表された増加率から私が逆算した目安であり、正確な数字ではありません。それでも、1年で2倍以上に伸びたという構図は動きません。

もう一つ見逃せないのは、同じ日曜でも中継の時間帯や局が変われば数字は大きく動くという点です。今季は7月12日のフィーバー対エーシズがNBCとPeacockで平均264万人、ピーク280万人を記録し、今季最も見られたWNBAの試合になりました。また開幕直後のフィーバー対ウィングスもABC系列で250万人を集めています。つまり今季のフィーバー戦は、レギュラーシーズンの時点ですでに200万人を超える枠を複数持っていたのです。プレーオフ初戦の210万人は、その延長線上にあります。

数字を押し上げた主役はやはりクラーク

第1戦の視聴者を支えた最大の理由は、ケイトリン・クラークとエイジャ・ウィルソンという看板2人の対決でしょう。第2戦ではクラークが25得点以上かつ15アシスト以上を同じ試合で記録した史上唯一の選手となり、フィーバーが99-89で勝って対戦成績を1勝1敗に戻しました。第1戦の視聴者数を知った人が、第2戦にも流れ込んだ可能性は十分にあります。第2戦の視聴者数はまだESPNから発表されておらず、要確認です。ただ、ここで再び記録が更新されても不思議ではないと感じます。

一方で、数字を語るときに注意したい点もあります。視聴者数の増加は、単にクラークの人気だけでなく、ポストシーズンの緊張感、カード自体の因縁、放送枠の強さが重なった結果です。特定の1人に理由を還元しすぎると、リーグ全体の成長を見誤るかもしれません。それでも、フィーバーがいる試合が数字を引っ張る構図は今季も変わりませんでした。

今後の展望とファンが議論したくなる点

決着はラスベガスで行われる第3戦に持ち越されました。勝ち上がったチームは、ダラス・ウィングスとゴールデンステート・ヴァルキリーズの勝者と準決勝で対戦します。ここで注目したいのは、第3戦の視聴者数が第1戦の210万人を超えるかどうかです。シリーズ最終戦は、一般に最も注目が集まりやすい試合です。

もう一つの論点は、1回戦が3戦制であることへの声です。フィーバー戦の熱量を見ると、短いシリーズで終わってしまうのは惜しいと感じるファンが増えるのも自然でしょう。視聴者が増えるほど、放送局やリーグはプレーオフの日程や形式を見直す動機を持つはずです。みなさんは、210万人という数字をどう受け止めますか。

関連情報

第3戦はラスベガスで木曜日(現地時間)に開催されます。日本時間では金曜日の開催となるため、放送予定はWNBA公式やESPNの発表をご確認ください。放送や配信の詳細は変更されることがあるため、最新情報の確認をおすすめします。

引用:https://x.com/ESPNPR/status/2105063178845720960

※本記事の数字はESPN広報の発表および報道に基づきます。

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