リバティのセミファイナル敗退から一夜明け、フランス代表ガードのマリーン・ヨハネスが自身の去就について揺れる胸中を明かしました。ドリームに3戦全敗で終わった今季、リバティの再建を支えてきたベテランの言葉は、オフシーズンの大きな論点になりそうです。派手な移籍話ではありませんが、チームの空気を映す一言だと感じました。
本人が語った「分からない」の中身
報じたのはYahoo Sportsに配信されたRoundtable Sportsの記事です。ヨハネスは今後について「But I don't know what will happen.」と語りました。続投とも退団とも言い切らず、現時点では白紙であることをにじませた形です。
契約面を整理すると、ヨハネスは4月28日に1年契約でニューヨークへ戻ってきました。つまり今季限りの契約で、オフには再び去就が焦点になります。所属していたトルコのガラタサライはユーロリーグ女子ファイナルを4月19日に終えており、その後に休養を挟んでから契約した流れです。
一方、GMのジョナサン・コルブは、ヨハネスが2019年からこの組織の一員であり、その継続性がチームにとって大きな意味を持つという趣旨のコメントを残しています。球団側が引き留めに前向きな姿勢をにじませている点は、ファンにとって救いでしょう。
数字で見るヨハネスの今季とリバティでの足跡
今季のヨハネスは37試合に出場し、うち18試合で先発しました。平均は8.5点、2.1リバウンド、2.4アシストで、3ポイント成功率は38.9%です。派手なスタッツではありませんが、外からの脅威としてコートを広げる役割は十分に果たしました。
印象的だったのは5月です。10日のワシントン戦では、延長にもつれた試合でキャリアハイの25点を挙げ、3ポイントを6本沈めました。その4日後のポートランド戦では11アシストを記録し、プラスマイナスでもキャリアハイとなるプラス31を残しています。シュートも演出もこなせる万能性を見せた週でした。
通算でも存在感は際立ちます。2019年にトレーニングキャンプ契約で入団したヨハネスは、2025年までの4シーズンで122試合に出場し、平均7.4点、2.1アシストでした。3ポイント成功数は201本でフランチャイズ歴代トップ10に入り、ベンチから挙げた689得点はリバティの選手で最多です。2024年はパリ五輪に集中するためWNBAを離れ、チームはその年の10月に優勝を果たしました。優勝の瞬間にコートにいなかった事実は、本人の中でも小さくない記憶なのかもしれません。
今季のリバティと、残された3つの宿題
今季のリバティはクリス・デマルコ新体制のもと、26勝18敗でプレーオフ第8シードに滑り込みました。9月27日にミネアポリスで91-75、2日後のバークレイズ・センターで87-71と連勝し、第1シードのリンクスを下しています。第8シードが第1シードを破るのはリーグ史上初でした。
それだけに、ドリームとのセミファイナルは悔しい結末でした。ブレアナ・ステュワートは第3戦で26点を挙げ、シリーズ平均は26.7点、フリースローは32本中30本成功でした。それでも3連敗で幕を閉じています。ヨハネスの去就が注目されるのは、こうした激動のシーズンの総括がこれから始まるからでもあります。
私が考える宿題は3つです。1つ目はヨハネスを含む外から打てる選手の確保、2つ目はフランス勢の育成と起用の整理、3つ目は新体制の継続です。フランス勢では、マリーヌ・フォーテュ(Marine Fauthoux)が第2戦で10本中8本のシュートから20点を挙げ、同点の3ポイントも決めました。ルーキー契約のポリーヌ・アスティエ(Pauline Astier)は5月12日に自己最多の24点を記録し、先発に定着しています。世代交代の芽は確かにあり、ベテランの去就が決まれば若手の役割も変わってくるはずです。
デマルコは来季も指揮を執る見通しと伝えられています。ヨハネスが残るか去るかは、新体制の2年目をどう設計するかとも直結する問いです。ベテランの経験を取るのか、若手に託すのかという選択は、ファンの間でも意見が割れそうです。みなさんなら、ヨハネスに残ってほしいですか。
ファイナルの観戦情報
リバティが去ったWNBAファイナルは、ドリームとヴァルキリーズによる7戦制のシリーズです。第1戦は10月17日(土)の東部時間午後3時30分から、ゴールデンステートで行われます。リバティの今後を気にしながら、ファイナルの行方も追いかけていきたいと思います。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/marine-johann-unsure-liberty-future-052706459.html
※情報は2026年10月11日時点の報道に基づきます。

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