プレーオフ進出をあきらめたくないフェニックス・マーキュリーに、またしても痛いニュースが飛び込んできました。今季キャリアハイの活躍を見せていたインサイドの要、ナターシャ・マックが左足の骨挫傷で離脱し、復帰まで2〜4週間と診断されたのです。ただでさえロスター事情の苦しいチームにとって、これは想像以上に重い一撃になりそうだというのが第一印象です。
キャリア最高ペースの今季、その矢先の離脱
マーキュリーは6月29日、マックが左足に骨挫傷を負い、2〜4週間後に再評価する見込みだと発表しました。負傷したのは6月22日のインディアナ・フィーバー戦とされ、その後しばらく欠場が続いたうえでの正式発表となりました。実はマックは今季、足の不安をたびたび抱えており、今回の診断はその延長線上にある厄介な再発という側面も否めません。
今季のマックは15試合で平均10.1得点8.3リバウンド1.6アシスト1.0スティール1.5ブロック、出場時間は25.7分と、得点もリバウンドも自己最高ペースを歩んでいました。ブロックと走力を兼ね備えた働きぶりはオールスター候補に名前が挙がるほどで、地味ながらチームに欠かせない存在でした。スタッツの伸びを見れば、この離脱がどれほど痛手かは一目瞭然です。
重なる離脱、満身創痍のマーキュリー
今のマーキュリーは、そもそも選手層に余裕がありません。ルーキーながら一時はチーム新人歴代最多の27得点を記録したジョバナ・ノギッチが個人的な理由で今季絶望となり、主軸のアリッサ・トーマスも先日、ケイトリン・クラークへのファウルを巡る1試合の出場停止から戻ったばかりです。短期間にこれだけ主力の出入りが続けば、ローテーションを組む側の難しさは相当なものでしょう。
昨季はファイナルまで勝ち進んだチームが、今季は黒星先行で苦しんでいます。その背景には、こうした主力の出入りの激しさが確実に影を落としています。マックのようにコート上で泥くさく汗をかき続ける選手の不在は、平均スタッツの数字以上に、チームの守備とリズムを静かに崩しかねません。負傷者リストが膨らむほど、残った選手の出場時間と負担は雪だるま式に増えていきます。
「2〜4週間」という現実をどう戦うか
復帰の目安が「2〜4週間」というのは、骨挫傷としては決して軽い数字ではありません。骨挫傷は無理に動かすと長引きやすく、プレーオフ争いの正念場と重なるこの時期に、チームがどこまで慎重さを保てるかが問われます。
私見では、マックの穴は単純な得点力よりも「球際の強さ」と「リム周りの守備」で表れるはずです。残されたインサイド陣でリバウンドをどう確保し、ガード陣の運動量でどこまで穴を埋められるか。再評価が行われるおよそ7月中旬まで、この5〜6試合を最小限の被害でしのげるかどうかが、マーキュリーの後半戦を大きく左右すると見ています。焦って早期復帰させ再発させるのが最悪のシナリオで、長い目で見れば数週間の我慢こそが正解になるでしょう。チームの真価が問われるのは、むしろこうした苦境の時期かもしれません。
今後の試合と注目ポイント
マックが不在の間、マーキュリーはいかに連敗を食い止め、プレーオフ圏内に踏みとどまれるかが鍵になります。トーマスを中心とした主力がどれだけ奮闘できるか、そして7月中旬の再評価でどんな続報が出るかが当面の焦点です。最新の負傷者リストや試合日程は、各メディアの速報で随時確認することをおすすめします。今季のマーキュリーは、コート内外で目が離せない展開が続きそうです。

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