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勝ち始めた矢先の電撃決別──スパークスがペブリーGMをシーズン途中で交代、5年連続プレーオフ逸失の名門で何が起きているのか

 

ロサンゼルス・スパークスは7月12日(現地時間)、レーガン・ペブリーGMとの契約を双方合意のうえで解消したと発表しました。チームは直近2連勝と上向きかけていた矢先だけに、シーズン途中でのフロント刷新は驚きをもって受け止められています。名門の再建を託されてからわずか2年半での退場劇は、5年連続でプレーオフを逃し続ける球団の焦りを象徴する出来事と言えそうです。

2連勝直後の発表、在任成績は39勝66敗

発表のタイミングは異例でした。スパークスは7月8日にフィーバーを106-92、10日にスカイを102-87で下し、今季ようやく明るい兆しが見え始めたところでした。それでもチームは現在10勝11敗の9位で、プレーオフ圏内をわずかに外れています。ペブリー体制での通算成績は39勝66敗、勝率にして約37パーセントにとどまりました。エースのケルシー・プラムが6月21日から脚の負傷で離脱している影響も大きく、戦力面の逆風は今も続いています。

球団は後任として、アシスタントGMのザック・ノールトンとネイト・ニールセンの2人が暫定的にGM職を分担すると発表しました。エリック・ホロマン筆頭オーナーは声明で「彼女がスパークスに注いだすべてに心から感謝し、次の章での成功を祈っています」とねぎらいの言葉を送っています。

トーラー退任後、6年で3人目のGMという迷走

スパークスのフロントの不安定さは、今に始まった話ではありません。2000年から2019年まで長期政権を築いたペニー・トーラーの下では3度のリーグ制覇を達成しましたが、2019年10月の退任以降は迷走が続いています。2020年はGM不在のままシーズンを戦い、同年12月にはHC兼任の形でデレク・フィッシャーがGMに就任するも、2022年6月に両職を解任されました。2023年1月に就任したカレン・ブライアントも1年で球団内の別ポジションへ異動し、2024年1月5日に就任したペブリーは実に6年間で3人目のGMだったのです。

ペブリー自身は1997年と98年にWNBAでプレーし、その後は大学の指導者として長いキャリアを積んだ人物ですが、フロント経験がないままの抜擢でした。在任中は2024年ドラフトでキャメロン・ブリンク(全体2位)とリキア・ジャクソン(同4位)を獲得し、2025年にはプラムをトレードで迎え、今年はネカ・オグエンウミケのシアトルからの復帰も実現させました。一方で、カート・ミラーHCを2年(25勝55敗)で退任させ、ジャクソンをアリエル・アトキンスとのトレードで放出するなど、評価の分かれる決断も少なくありませんでした。ブリンクが負傷続きで3年間わずか48試合の出場にとどまっている点も、結果的に大きな誤算だったと言えるでしょう。

暫定2人体制の行方とロバーツHCの立場

今回の決断で注目すべきは、シーズン中にもかかわらず正式な後任を置かず、2人のアシスタントGMによる暫定体制を選んだ点です。裏を返せば、球団はオフシーズンに外部から本格的なフロント人材を招く布石を打ったと読むこともできます。ペブリーが招聘したリン・ロバーツHC(スパークスで通算31勝34敗)にとっても後ろ盾を失った形であり、今季後半の成績次第では進退が問われる可能性は否定できません。当のロバーツは「今はただチームに集中しています」と語り、動揺を打ち消しました。

1997年のリーグ創設時から続くオリジナルフランチャイズが、2020年を最後に遠ざかるプレーオフの舞台へ戻れるのか。9位からの巻き返しと並行して進むフロント再建は、リーグ全体でも今後の大きな注目点になりそうです。

今後の見どころ

スパークスは現在、プレーオフ圏の8位以内をわずかな差で追う位置につけています。プラムの復帰時期と、暫定フロント体制がシーズン後半に向けてどんな補強の動きを見せるかが、浮上の鍵を握ります。詳報はESPNの元記事でも確認できます。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/49344493/pebley-sparks-gm-assistants-share-interim-role

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