現地7月17日、トロントのホームで行われたアトランタ・ドリーム戦は、テンポにとって92-111の完敗というスコア以上に重い代償を残す一戦となりました。今季ブレイクを果たしているニアラ・サバリーが第4クォーター終盤に肋骨を負傷し、味方に支えられながらコートを後にしたのです。ただでさえ主力の負傷離脱が相次ぐチーム状況を考えると、この光景に不安を覚えたファンは少なくないはずです。
フィールドゴール10本中7本の好演が一転、第4クォーター終盤のアクシデント
この日のサバリーは21分2秒の出場で16得点。フィールドゴール10本中7本を沈める高効率ぶりで、点差を離される苦しい展開の中でも数少ない明るい材料であり続けました。しかしアクシデントは第4クォーター終盤に起こります。エンジェル・リースのドライブを守った際に体へ強い接触を受け、そのままコートに倒れ込んだのです。
サバリーはしばらく起き上がることができず、トレーニングスタッフの処置を受けた後、支えられながらロッカールームへ直行しました。試合後、サンディ・ブロンデロヘッドコーチは肋骨を痛めたことを明かした上で、「彼女は今、あまり気分の良い状態ではありません」と語っています(TSN)。深刻な負傷でないことを願うとしながらも、現時点で詳細な診断結果は明らかになっていません。チームはこの試合で111失点と守備が崩壊し、今季成績は10勝15敗となりました。
膝の負傷から戻ったばかり、ブレイクシーズンを二度襲った不運
今季のサバリーは平均11.4得点5.0リバウンド1.8アシスト。7月上旬の時点でフィールドゴール成功率54.5%、3ポイント成功率33%という効率的な数字を残しており、拡張1年目のテンポで確かなブレイクを遂げているオレゴン大学出身の26歳です。姉のサトゥ・サバリーと並び、姉妹でリーグを沸かせる存在になりつつあります。
ただ、不運なのはそのタイミングです。サバリーは今月上旬にもゴールデンステート・ヴァルキリーズ戦で膝を痛めて途中交代しており、今回は復帰して間もない中での二度目のアクシデントとなりました。さらにチームではブリトニー・サイクスとキキ・ライスも復帰時期が見えないまま欠場が続いています。米メディアのハイポストフープスは、チーム得点2位、3位、5位の選手が揃って負傷者リストに名を連ねる異常事態だと指摘していました。その懸念が最悪の形で現実味を帯びてきたと言えます。
「攻撃で殴り勝つチーム」から攻撃を奪われたら…マブリーの負担は限界へ
今回の負傷が重いのは、テンポというチームの構造そのものを揺るがしかねないからです。テンポは7月中旬の時点でオフェンシブレーティングがリーグ5位である一方、ディフェンシブレーティングはワースト3位。守備で止めるのではなく、撃ち合いを制して勝つスタイルを貫いてきました。攻撃力こそがこのチームの生命線なのです。
サイクスとライスの離脱以降、相手守備の的はエースのマリナ・マブリーに絞られています。その状況で攻撃の出口を作ってきたのが、サバリーの質の高いスクリーンと高効率のフィニッシュでした。もし肋骨の状態が思わしくなければ、マブリーへの依存度はさらに高まり、テンポの代名詞でもある第4クォーターの失速癖に拍車がかかる恐れがあります。プレーオフ圏内を争う位置につけるチームにとって、シーズンの行方を左右する検査結果になるかもしれません。
オールスター休暇を目前に、続報を待ちたい
リーグは来週、シカゴでオールスターウィークエンドを迎えます。テンポにとっては、この休暇期間をどれだけ負傷者の回復に充てられるかが後半戦の浮沈を握ることになりそうです。サバリーの検査結果や欠場期間についての続報が入り次第、当ブログでもお伝えします。

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