ブリオナ・ジョーンズ WNBA WNBAファンブログ

オフの膝手術から約3カ月、ブリオナ・ジョーンズがついに今季初出場──東の強豪ドリームに生まれた“贅沢な悩み”とは(111-92)

 

現地7月17日、アトランタ・ドリームがトロント・テンポを111-92で下した一戦で、待ちわびた瞬間がようやく訪れました。オフに膝の手術を受け、開幕から欠場が続いていたブリオナ・ジョーンズが、今季初めてコートに立ったのです。数字だけを見れば控えめな復帰戦ですが、コート上で見せた連携にはスタッツ以上の価値がありました。そして同時に、この復帰は東地区上位を走るドリームへ「贅沢な悩み」も持ち込んでいます。

出場時間制限の中で6得点6リバウンド4アシスト──数字以上に光ったリースとの連携

この日のジョーンズは出場時間制限が課された中で、6得点6リバウンド4アシストを記録しました。チーム全体では111得点と攻撃が爆発し、復帰戦をきっちり白星で飾っています。

注目すべきは、エンジェル・リースとコートを共有した時間帯の内容です。米メディアのハイポストフープスは第2クォーターの好例を挙げています。ジョーディン・カナダのエントリーパスからジョーンズがポストアップし、ベースラインをカットしたリースへアシスト。ボールを離した直後には自らフリースローライン付近へ広がり、今度はリースからのパスをジャンパーで沈めました。わずか数秒の間に「合わせ」と「離れ」を使い分ける、ベテランらしい老獪な動きです。

別の場面では、コーナーでボールを持ったリースに対し、ジョーンズがハイポストへ斜めにカットして守備を片側へ引き寄せ、スキップパスから最後はリースがリング下でイージーバスケット。二人ともオフボールの動きに優れているからこそ生まれた得点と言えるでしょう。

4月に膝の手術、開幕は絶望──ベンチ層の薄さに苦しんできたドリームの事情

ジョーンズは今年4月に膝の手術を受け、開幕に間に合うかは不透明と報じられていました。そこから約3カ月、ドリームは彼女が不在のままシーズンを戦ってきたことになります。

今季のドリームはカール・スメスコヘッドコーチの下で東地区上位につけていますが、明確な弱点がベンチ層の薄さでした。先発陣への依存度が高く、6月下旬に12勝4敗と首位を走っていた時期ですら、控えの得点源不足は指摘され続けていました。オールスター級の得点力を持つジョーンズが戻れば、当面はセカンドユニットの軸として、いずれはナズ・ヒルモンと組む分厚いローテーションの一角として、この課題を一気に解消し得ます。

一方で忘れてはいけないのが昨季の教訓です。ドリームは昨季、ジョーンズとブリトニー・グリナーの先発フロントコートでスタートしたものの、スペーシングの悪さから機能せず、最終的にグリナーがベンチへ回った経緯があります。「ペイントで生きるビッグ2人の共存」は、このチームが一度つまずいたテーマなのです。

リースとの共存は成立するのか──鍵を握るのは3ポイントと「止まらない」オフェンス

今季のリースはかつてのグリナーよりも機動力と汎用性があり、3ポイントの習得にも取り組んでいます。ただし現状では、ジョーンズもリースも相手守備を外へ引き出すタイプではありません。実際この試合でも、ジョーンズのポストアップからどフリーの3ポイントを得たリースが、シュートを外す場面がありました。

それでも筆者は、復帰戦の内容を見る限り共存の可能性は十分にあると考えます。条件は二つです。一つは、リースの3ポイントが「打たされる一本」から「守備が寄らざるを得ない一本」へ進化すること。もう一つは、この日見せたような二人が絶えず動き続けるオフェンスを、強度の高い相手にも遂行し続けることです。逆に言えば、足が止まった瞬間にペイントの渋滞が始まります。プレーオフを見据えるチームにとって、オールスター明けの数週間はその答え合わせの期間になるでしょう。

今後の見どころ

ドリームは現地7月19日にシカゴ・スカイと対戦し、来週にはシカゴでオールスターウィークエンドを迎えます。出場時間制限が続くジョーンズにとっては、休暇を挟みながら段階的にコンディションを上げられる理想的な日程です。復帰2戦目でどこまで出場時間が延びるのか、そしてリースとの併用がどう深化していくのか、後半戦最大の楽しみが一つ増えました。

引用:https://highposthoops.com/long-awaited-brionna-jones-return-solves-one-dream-problem-while-creating-another

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