WNBAオールスターウィークを目前に控えた現地時間7月19日、インディアナ・フィーバーのソフィー・カニンガムがインディアナ州カーメルで子ども向けバスケットボールキャンプを開催しました。連戦を終えた直後にもかかわらず4時間コートに立ち続けた姿に、米メディアからは称賛の声が相次いでいます。“指差しミーム”でリーグの枠を超えた人気者となった彼女の、飾らない素顔が伝わってくるニュースです。
連戦明けに4時間、300人の子どもたちとコートへ
地元テレビ局のWISH-TVによると、キャンプはカーメルのアレット・ファミリー・スポーツセンターで行われ、小学1年生から中学2年生にあたる300人以上の男女が参加しました。カニンガムはドリル指導から5対5のスクリメージ、さらには選ばれた参加者との1対1対決まで、約4時間にわたってコートに立ち続けたといいます。会場にはインディアナ州内だけでなく、州外から駆けつけた家族の姿もあったとのことです。
バックトゥバック(2日連続の試合)直後という日程について、本人は「連戦を終えたばかりで、これから4時間ここにいることになりますが、正直、何があってもこの時間を手放したくありません」と語っています。決して安くないチケット代を払って試合に足を運んでくれるファンへの感謝にも触れ、子どもたちの前に立つことを、次世代を刺激するために自分ができる最低限のことだと表現しました。
「生意気でいい」──ミームの主が子どもたちに伝えたこと
今季のカニンガムといえば、6月のフェニックス・マーキュリー戦で見せた無言の“指差し”がSNSで爆発的に拡散し、プロレスラーのジョン・シナが取り上げるなど、競技の枠を超えた社会現象になりました。キャンプでも持ち前の明るいキャラクターは全開だったようで、子どもたちに贈った言葉が印象的です。
「男の子にもですが、特に女の子たちへの一番のメッセージは、生意気でいいんだよ、ということです」と語り、外に出て汗だくになるまで頑張ることと、女の子らしくいることは両立できるのだと強調しました。全力で戦い、堂々と自分らしく振る舞う彼女のプレースタイルそのものと言えるメッセージです。
コート上での存在感も増しています。スポーツ・イラストレイテッド誌によれば、今季の3ポイント成功率はキャリア最高の43.8%で、規定到達者ではチームメイトのアリーヤ・ボストン(46.8%)に次ぐリーグ2位につけています。フィーバー2年目の夏、人気と実力の両輪がかみ合ってきた印象です。
3ポイントコンテスト出場なるか──「決めるのは私ではない」
話題は今週シカゴで開催されるオールスターウィークにも及びました。インディアナポリス・スター紙の取材に対し、カニンガムは金曜夜の3ポイントコンテストへの出場について「ああいう決定は私が下すものではないんです」と明かしています。選ばれれば素晴らしい機会だとしつつ、リーグにはふさわしいシューターがたくさんいるので選ばれなくても構わない、と冷静な姿勢も見せました。
数字だけを見れば、43.8%という成功率は出場に十分すぎる水準です。フロント・オフィス・スポーツは、3ポイントコンテストが行われる金曜夜のチケット価格がオールスターゲーム本戦をわずかに上回っていると報じており、イベントへの注目度は年々高まっています。SNSでの発信力とファン人気を兼ね備えたカニンガムの起用は、リーグにとっても魅力的な選択肢のはずで、“ミームの主”を放っておく手はないというのが筆者の見立てです。
今週はシカゴでオールスターウィーク
2026年のオールスターウィークエンドは今週、シカゴで開催されます。金曜夜(現地7月24日)には3ポイントコンテストなどのイベントが予定されており、カニンガムが出場するかどうかは近日中の発表が待たれます。ケイトリン・クラークやペイジ・ベッカーズらスター選手が一堂に会する祭典で、彼女がどんな役回りを演じるのか。日本からはWNBAリーグパスなどで視聴できますので、ぜひ注目してみてください。

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