ブランソン ニックス

改革ラッシュを終えた東地区の新序列15傑、王者ニックスを脅かすのはヤニスのヒートかレブロン次第のキャバリアーズか

 

今オフのNBAは、主役級の移籍がことごとく東地区に集中しました。ヤニス・アデトクンボのヒート移籍、カワイ・レナードのラプターズ加入(リーグ承認待ち)、そしてラメロ・ボールの西地区ティンバーウルブズ行きなど、勢力図を揺るがす動きが相次いだのです。そんな激動を受けて、Yahoo Sportsのベン・ロアバックが「改革後の東地区」を15位から1位まで格付けしました。防衛王者のニックスは依然として頂点に立ちながらも、その足元は決して盤石ではありません。本稿ではその序列をたどりながら、東の新たな地図を読み解いていきます。

王者ニックスが首位を死守、キャバリアーズが猛追の2位

序列の頂点に立ったのは、53年ぶりの制覇を果たしたニックスです。ブランソン、タウンズ、アヌノビー、ミカル・ブリッジズ、ハートという優勝時の主力5人を残しており、王者の風格は健在です。ただしミッチェル・ロビンソンの流出などで層は薄くなり、ロアバックは「第2エプロン」の締め付けが最強チームを引き戻していると指摘します。2位に置かれたのはキャバリアーズ。ジェームズ・ハーデンの残留と、レブロンの“凱旋”復帰を前提とした評価で、ハーデン、レブロン、ミッチェル、モブリー、アレンという布陣が実現すれば破壊力は絶大です。3位のセルティックスはジェイレン・ブラウンをポール・ジョージと指名権で放出しつつ、負傷から復帰するテイタムが実質的な穴埋め役となります。

一年で一変した序列、ヤニス移籍が生んだ玉突き

この序列の面白さは、わずか1年で景色が激変した点にあります。昨季の東地区1位シードだったピストンズは、アイザイア・スチュワートの流出などで8位まで後退。ヤニスを手放したバックスは主軸を欠き14位に沈みました。逆にそのヤニスを迎えたヒートは7位につけ、バム・アデバヨとの二枚看板で堅守が期待される一方、得点力と選手層には疑問符が付きます。6位のペイサーズは、2025年ファイナルを戦った主力にハリバートンとズバッツが健康な状態で加わり、上位進出の目が十分にあります。4位の76ersはエンビードの健康次第で、マクシーやエッジコムを擁して脅威となり得るでしょう。

中位から下位も混戦、引き算で強くなるチームも

中位から下位に目を向けても、興味深い動きが並びます。5位のラプターズはカワイ・レナードの獲得(トレードはリーグ承認待ち)でオールNBA級の戦力を上積みし、9位のマジックはバンケロとフランツ・ワグナーを軸に潜在力を残しました。10位のホーネッツはラメロ・ボールを放出したものの、これを“引き算による戦力向上”と捉える見方もあります。11位のホークスはルー・ドートを加えて守備を強化し、12位のウィザーズはトレイ・ヤングとアンソニー・デイビス、そして今年の全体1位ディバンツァという新旧融合で台風の目になり得ます。下位のバックスやネッツはいずれも再建色が濃く、東の底上げと二極化が同時に進んでいることがわかります。

最大の変数はレブロン、行き先で東の地図が塗り替わる

筆者が最も注目するのは、この序列全体がレブロンの決断に大きく左右される点です。2位キャバリアーズはレブロンの地元復帰を、7位ヒートは彼の加入があればさらに順位が上がる可能性を、それぞれ前提や含みとして抱えています。つまり41歳の去就一つで、東の上位の顔ぶれは一気に書き換わるのです。ロアバック自身も、レブロンが決断を先延ばしにしている以上この順位は変わり得ると認めています。第2エプロンによって王者の戦力が削られ、好チームでもプレーイン争いから弾かれかねないほど東の層は厚くなりました。パリティ(戦力均衡)が進んだ新時代の東地区は、開幕まで議論が尽きないはずです。

関連情報と今後の見どころ

2026-27シーズンは10月に開幕予定です。レブロンの最終決定と、それによって動く東の勢力図は、この夏最大の見どころであり続けます。15チームの詳細な順位の根拠はYahoo Sportsの記事で確認できます。

引用:Yahoo Sports

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