エンジェル・リース

敗戦直後にリースが向かった先はウェイドの娘だった──手渡した自分のバービー人形と、ドウェイン・ウェイドが返した「ロールモデルは大切だ」

 

オールスターの熱狂が冷めやらぬシカゴで、コート上の勝敗とは別の“もう一つの名場面”が生まれました。エンジェル・リースが試合を終えた直後にドウェイン・ウェイドの幼い娘へ歩み寄り、自分自身をかたどったバービー人形をそっと手渡したのです。その様子を見たNBAレジェンドのウェイドがSNSに残したわずか一言が、いま静かな反響を呼んでいます。第一印象として、これは単なる微笑ましいゴシップではなく、リースというプレーヤーが背負う“ロールモデル”という肩書きの重みを映し出した出来事だと感じました。

敗戦直後、リースが真っ先に向かった相手

ユナイテッド・センターで行われた2026年のWNBAオールスターゲームは、チーム・スプーンがチーム・クープを129対122で下す結果に終わりました。リースが名を連ねていたのは、惜しくも敗れたチーム・クープの側です。ところが試合が終わると、彼女が真っ先に足を向けたのはスコアボードでも報道陣でもなく、会場にいたウェイド一家でした。リースはウェイドの娘カアヴィア・ジェームズに歩み寄って体調を気づかうように声をかけ、今週お披露目されたばかりの自身の公式バービー人形を手渡します。さらに妻で女優のガブリエル・ユニオン、そして娘のザイアにも笑顔であいさつを交わしました。WNBA公式はこの心温まるやり取りを動画で公開し、リースがウェイド一家に特別な贈り物を渡した瞬間として紹介しています。3度のオールスター選出を誇る24歳が見せたのは、勝敗の枠を超えたところにある振る舞いでした。

「ロールモデル」に込められた、スカイ時代からの絆

この投稿に、ウェイド本人が静かに反応します。彼がコメント欄に書き込んだのは「ロールモデルは大切だ」という短い一文でした。3度のNBA制覇を成し遂げた元スーパースターが、わざわざ言葉を添えた背景には、シカゴ時代から続く二人の関係があります。ウェイドはリースがかつて所属していたシカゴ・スカイに少数株主として名を連ねており、彼女がまだ若手だった頃から高く評価してきました。さかのぼれば2024年にも、試合後にカアヴィアをコートの通路で迎え入れたリースに対し、ウェイドが自分たちの娘みんなのお手本になってくれたと感謝を伝えた経緯があります。今オフにリースがシカゴ・スカイからアトランタ・ドリームへ移籍した際も、株主という立場を超えてウェイドは惜しみない賛辞を送りました。所属チームが変わっても途切れないこの信頼こそが、今回のたった一言に確かな重みを与えています。

“バイユー・バービー”が示す新しいスター像

興味深いのは、リースが手渡した“贈り物”が、ほかならぬ彼女自身をかたどった人形だったという点です。LSU時代に「バイユー・バービー」の愛称を得た彼女は、そのブランドをアトランタ・ドリーム、そしてかつてのシカゴ・スカイでも大切に育て続けてきました。コート上のリバウンドや得点だけでなく、玩具や人形といった日常のプロダクトを通じて、次世代の女の子たちの手元に届く存在になっている——それこそが、ウェイドの言う「ロールモデル」の中身なのだと考えます。NBAを代表するレジェンドが、自らの娘を介してWNBAのスターに敬意を示すという構図は、二つのリーグの垣根が溶けつつある現在のバスケットボール界を象徴しているようにも映ります。得点やMVPといった数字で語られがちなオールスターウィークエンドにあって、この何気ない一場面こそが、最も長くファンの記憶に残るのかもしれません。

オールスターブレイク明けの見どころ

華やかな祭典が幕を閉じ、WNBAはいよいよシーズン後半戦へと突入していきます。リースを擁するアトランタ・ドリームがブレイク明けにどんな戦いを見せるのか、そして彼女がコートの内外で“ロールモデル”としての存在感をどこまで広げていくのかに注目が集まります。各試合の日程や中継情報は、リーグ公式や各種配信サービスであらためて確認しておくとよいでしょう。今回のやり取りの詳しい経緯は、こちらの元記事でも確認できます。

引用:https://athlonsports.com/wnba/chicago-sky/dwyane-wade-sends-clear-message-angel-reese-moment

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