ケルシー・ミッチェル wnbaファンブログ

10試合すべてで20得点以上、272得点はリーグ最多──ミッチェルがキャリア初の月間最優秀選手、ホワイトの月間最優秀コーチとセットでフィーバーが7月の表彰を独占

 

WNBAが現地8月5日、2026シーズン7月の月間表彰を発表しました。東地区の最優秀選手に選ばれたのは、インディアナ・フィーバーのケルシー・ミッチェルです。キャリアで初めての受賞になります。同じ日にヘッドコーチのステファニー・ホワイトが月間最優秀コーチに選出され、フィーバーはコートの上と外の両方で7月を持っていきました。西地区はエイジャ・ウィルソン、新人部門はオリビア・マイルズが選ばれています。名前だけ並べると順当に見えますが、中身の数字を追っていくと、7月のフィーバーがどれだけ普通ではないひと月を過ごしていたかが浮かび上がってきます。

10試合すべてで20得点、272得点はリーグ最多

ミッチェルが7月に積み上げた総得点は272点で、これはリーグ全体の最多です。1試合平均は27.2得点でした。平均値ではウィルソンの28.3得点に次ぐ月間2位ですが、出場した10試合すべてで20点以上を記録し、20得点以上のゲーム数ではリーグの誰よりも多く並べました。

この10試合は、現在も継続中の「14試合連続20得点以上」の一部です。単一シーズンの連続記録としてはリーグ史上最長で、通算でも歴代2位に位置します。3ポイントも1試合平均3.5本でリーグ2位でした。3本以上決めた試合は14試合連続に伸びており、これは自身が持つWNBA記録をさらに更新し続けている数字です。

月間平均27.2得点はフィーバーの球団記録でもあります。これまでの最高はミッチェル自身が2024年8月に残した25.2得点でした。通算3ポイント成功数も757本に到達し、WNBA歴代6位まで浮上しています。7月の10試合のうち7試合でチーム最多得点を記録したのもミッチェルでした。

キャッチングス、クラークに続く球団3人目

球団史という物差しを当てると、この受賞の重みがはっきりします。フィーバーで月間最優秀選手に選ばれたのは、タミカ・キャッチングスの3回、ケイトリン・クラークの2回に続き、ミッチェルが3人目です。しかも6月はクラークが受賞しているため、フィーバーからの2か月連続受賞という形になりました。7月は東地区の週間最優秀選手も3週連続でフィーバーの選手が獲得しており(ミッチェルが1回、クラークが2回)、表彰の流れが完全にインディアナへ傾いていた1か月でした。

ホワイトのコーチ賞も、数字で丁寧に裏づけられています。7月のフィーバーは8勝2敗で、月末を5連勝で締めました。チームの1試合平均得点は101.0点でリーグ最高でした。これは単月の平均得点としてリーグ史上最高の数字です。さらに100点以上を挙げた連続試合数(6試合)と、1シーズンでの100点以上の試合数(現時点で14試合)でもリーグ記録を塗り替えています。ホワイトにとっては通算3度目の月間最優秀コーチであり、フィーバーの指揮官としては初めての受賞になりました。2017年に賞が新設されて以降、フィーバーからこの賞を受けたのは2024年8月のクリスティ・サイズに続く2人目です。

ウィルソンは通算16回目、マイルズは3か月連続

西地区のウィルソンは、7月に脚の負傷で2試合を欠場しながら、出場した7試合で平均28.3得点1.9ブロック、リーグ3位の10.6リバウンドを記録しました。フィールドゴール成功率56.7%、3ポイント48.4%、フリースロー91.4%という効率で、20点を下回った試合はゼロ、30点以上が4試合、ダブルダブルが5回ありました。今季3度目(5月・6月・7月)の受賞となり、通算16回はリーグ歴代最多をさらに更新しました。8月4日には通算31回目の週間最優秀選手にも選ばれています。こちらはティナ・チャールズの33回に次ぐ歴代2位です。

新人部門のマイルズは3か月連続の受賞で、リンクスの球団史上初めて新人としてこの賞を3度手にした選手になりました。7月は平均20.8得点、フィールドゴール44.9%、3ポイント44.7%、6.0アシスト、4.6リバウンドという内容でした。7月13日のマーキュリー戦ではキャリアハイの33得点に8アシストを添え、104-100の勝利を引き寄せました。これはリンクスの新人による球団史上最多得点の試合です。7月22日にはWNBA史上最速で通算500得点150アシストに到達しています。リンクスは7月にリーグ最高の9勝2敗、9連勝で月を終えました。

ここで面白いのは、ウィルソンとミッチェルの選ばれ方が対照的だという点です。ウィルソンは7試合で平均28.3得点という「密度」で選ばれ、ミッチェルは10試合で272点という「総量」で選ばれました。シーズン終盤のMVP投票では、この2つの評価軸がそのままぶつかることになります。稼働率を重く見るのか、1試合あたりの支配力を重く見るのかという問いです。7月の表彰は、その論争の前哨戦のような並びになりました。

木曜のフィーバー対エーシズが、そのまま答え合わせに

発表の翌日に、東西の受賞者が正面からぶつかります。現地8月6日午後7時(日本時間7日午前8時)、インディアナのホームにエーシズが乗り込んでくる一戦です。総得点でリーグ最多を積んだミッチェルと、平均値でリーグ最高を残したウィルソンが、同じコートに立ちます。月間表彰が突きつけた「総量か、密度か」という問いを、そのままコートの上で確かめられる組み合わせになりました。

同じ現地8月6日午後9時(日本時間7日午前10時)には、マイルズのリンクスがホームでスパークスと対戦し、3連戦のホームスタンドに入ります。中継はPrime Videoです。7月に9連勝で駆け抜けたチームが8月をどう滑り出すのか、こちらも合わせて追いかけたいところです。

引用:https://fever.wnba.com/news/indiana-fever-guard-kelsey-mitchell-named-july-eastern-conference-player-of-the-month

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