エイジャ・ウィルソン

ミッチェルもマイルズも霞む、恩師が下したウィルソンMVP独走の号砲

 

サウスカロライナ大学を率いるドーン・スティリーHCが、教え子であるA’ja Wilson(エイジャ・ウィルソン)のMVP資格について踏み込んだ発言をしました。CBSスポーツの取材に対して「壁と議論すればいい、エイジャ・ウィルソンがMVPです」と言い切ったスティリーの言葉には迷いがありません。プレーオフを目前に控えたこの時期に、大学時代からの恩師からここまで断定的な太鼓判を押されるのは、なかなか無い光景だと感じました。エーシズが連覇を狙うシーズンの終盤で、エースの評価がさらに一段引き上げられた格好です。

直近の成績で裏付けられる説得力

直近の試合でエイジャは1試合平均29.5得点、7.5リバウンド、4.5アシスト、2.0スティール、1.5ブロックという数字を残しています。リーグ全体の得点部門とブロック部門で首位に立ち、リバウンド部門でも上位5位以内に食い込む成績です。エイジャは昨シーズンに自身4度目となる史上最多のMVPを獲得しており、今シーズンはその記録をさらに伸ばし、2年連続かつ通算5度目の戴冠を狙う立場にあります。スティリーはケルシー・ミッチェルやオリビア・マイルズら他のMVP候補の活躍も認めた上で、「オフェンス面での貢献が横並びなら、差をつける何かが必要になる。エイジャのディフェンスこそがその差別化要因だと思う」と語り、守備でのインパクトこそがエイジャを頭ひとつ抜けさせていると説明しました。得点とブロックの二部門同時リーグ首位という数字は、オフェンスとディフェンスを同時に支配している証でもあります。

師弟関係が育んだ評価軸

エイジャとスティリーの関係は今に始まったものではありません。サウスカロライナ大学時代からスティリーの指導を受け、全米制覇を経験した師弟関係は、プロ入り後も途切れることなく続いています。エイジャがラスベガス・エーシズでMVPを積み重ねるたびに、スティリーは折に触れて称賛の声を送ってきました。複数回のMVP受賞者はリーグの歴史を通じてもごくわずかで、その中でも4度という数字は突出しています。得点やリバウンドといった分かりやすい数字だけでなく、ブロック部門でもリーグ首位に立っている点は、エイジャがオフェンスとディフェンス両面でチームを支える稀有な存在であることを裏付けています。恩師という近い立場だからこそ見える成長の軌跡が、今回の発言の説得力を後押ししていると言えそうです。

MVPレースの行方と今後の注目材料

エーシズは直近のストームとの一戦を98対77で制し、プレーオフのシード争いで3位の座を固めました。2位につけるにはウォリアーズの大失速が必要な状況ですが、レギュラーシーズンの残り試合はあと2試合となり、チームは着実に態勢を整えています。この一戦でエイジャはシーズン通算得点で1000点の大台を突破しており、複数回の1000点シーズンを記録した史上初の選手という新たな肩書きも加わりました。ミッチェルやマイルズもそれぞれ印象的な数字を残しており、MVP投票が割れる余地は十分にあります。ただしスティリーが強調した「差別化要因としてのディフェンス」という視点は、今後の議論の軸になっていくとみています。オフェンスの数字だけで比較すると票が分散しやすい一方、守備の指標まで含めて評価されれば、エイジャの優位性はより際立つはずです。エーシズが連覇を狙う上でも、エイジャの両面での安定感はプレーオフでの生命線になります。残り2試合とプレーオフ本番、そしてMVP投票の最終的な行方にも引き続き注目が集まります。

引用:https://www.cbssports.com/wnba/news/dawn-staley-aja-wilson-goat-mvp-argue-with-a-wall/

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