コネチカットは消えても、リゾッティとタックはヒューストンへ残り続ける

 

コネチカット・サンの球団社長を務めるジェニファー・リゾッティと、ゼネラルマネージャーのモーガン・タックが、2027年に予定されるヒューストンへの本拠地移転後も指導部として残留することが明らかになりました。24年間コネチカットの地に根を張ってきた球団が姿を消す一方で、その舵取りを担ってきた二人がチームと共に旅立つという発表は、移転に揺れるファンにとって数少ない安心材料になったのではないでしょうか。

発表の中身、球団売却額は3億ドル

発表は現地時間9月22日、リゾッティがNBCコネチカットの取材に応じる形で行われました。バスケットボール運営会長として編成の最終責任を担うリゾッティと、GMのタックはともにヒューストン移転後も現職にとどまる意向を明らかにしています。コネチカットでの本拠地、モヒガン・サン・アリーナでの最後のホームゲームは9月24日の木曜日、拡張チームのトロント・テンポを迎えて行われました。リゾッティ自身は「ファン感謝の夜として盛大に祝いたい」と試合前に語り、プレゼント抽選やサイン会、試合後には最後のシャンパンで乾杯する予定だったと伝えられています。球団の売却額は3億ドルとされ、23年前に球団が約1000万ドルで取得されたことを踏まえると、実に30倍近い価値の上昇です。オーナーには、NBAロケッツの会長を務めるティルマン・フェルティッタが就く予定で、移転はNBA・WNBA双方の承認を得ています。

ヒューストンはリゾッティにとって無縁の地ではない

リゾッティにとってヒューストンは初めての街ではありません。UConnで1995年の全米制覇を経験したポイントガードだった彼女は、選手時代にヒューストン・コメッツに在籍し、1999年と2000年のWNBA制覇を経験しています。古巣とも呼べる街への「帰還」が今回の残留決定に重なって見えるのは、偶然ではないのかもしれません。サンは2003年にオーランドから移転して以来24年間コネチカットを本拠地とし、この間にファイナル進出3度(いずれも準優勝)、オールスターゲームを4度開催するなど、地域に根差した球団運営を続けてきました。2010年にはリーグで初めて黒字化を達成した球団としても知られています。今回の移転は、2017年のスパークス移転以来、リーグとして9年ぶりの本拠地移転です。

経営陣の継続が意味するもの

編成方針や選手獲得の判断軸が変わらないことは、移転という大きな変化の中でチームの競争力を保つ上で重要な要素です。オーナーが交代しても現場の意思決定者が変わらないことで、ロースター構築やドラフト戦略の一貫性が保たれる可能性は高いでしょう。新本拠地の呼称として、かつて1997年から2000年にかけて4連覇を達成した名門ブランド「コメッツ」の名が取り沙汰されている点も見逃せません。リゾッティ自身のプレーヤー人生を通じて、その伝説のブランドが再びヒューストンに戻ってくるとすれば、これほど象徴的なストーリーはないでしょう。2027年のデビューシーズンに向け、オフシーズンのロースター編成やスタッフ人事がどう動くのか注目が集まります。

今後の見どころ

2026年シーズンのプレーオフには進出できなかったサンですが、リーグ全体は9月27日からファーストラウンドが開幕します。移転までの残りのオフシーズン、ヒューストン・コメッツ(仮称)始動に向けたロースターやスタッフ人事の続報にも注目です。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/connecticut-sun-president-jennifer-rizzotti-172208093.html

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