なぜウェンバンヤマは「絶対にやらない」と言い切り、クズマは噛みついたのか

 

ウェンバンヤマが、スポーツ賭博や予測市場(結果を予想して売買するサービス)の宣伝は絶対にしないと断言しました。そこへバックスのクズマが「誤解している人が多い」と反応し、NBAの選手たちの間で小さな論争に発展しています。開幕前の静かな時期に、コート外でここまで意見が割れるのは珍しいと感じました。

ウェンバンヤマの発言とクズマの反論

ESPNやYahoo Sportsの報道によると、ウェンバンヤマは10月1日(現地)の取材で、賭博関連企業の宣伝をするかと問われ「絶対にしない」と答えました。「一部の選手がそれを宣伝するのを見るのは悲しい」という趣旨も語っています。ESPNの見出しでは、よい形で人を勇気づけたいという思いが理由に挙げられています。

これに対してクズマは、SNSで「この件については完全に誤解されている」と反応しました。ClutchPointsによれば、クズマの主張は、予測市場をスポーツ賭博と呼ぶのは、株式市場をカジノと呼ぶようなものだというものです。参加者同士が取引する規制された取引所であって、利用者が負けたときに儲かる胴元がいるわけではない、というのが彼の整理でした。

背景にある空気

Yahoo Sportsは、今回の発言が、レブロンが予測市場サービスのPolymarketと結んだ契約が、報道ベースでNBAの年俸を上回る規模だったと伝えられてから数週間後の出来事だとしています。同じ記事では、レブロン、デュラント、アデトクンボらとは逆の道をウェンバンヤマが選んだと、The AthleticのVorkunov記者が指摘したことも紹介されています。つまり、ウェンバンヤマは今のスター選手の流れに対して、はっきり逆の立場を取ったことになります。

SBネーションのリッキー・オドネルやSIのモリー・モリソンらからは、賛同の声が出ています。「彼は分かっている」というモリソンの言葉は、その空気をよく表しています。一方でクズマの意見も、商品の仕組みの違いを指摘する点では論理があり、どちらが正しいと単純には言えません。

独自に考えたこと

私が注目するのは、ウェンバンヤマが22歳という年齢で、収入の機会を自分から手放していることです。ブランド価値が最も伸びる時期に、企業の誘いを断る選択は、短期の収入ではなくイメージを守る長期投資として読めます。一方、クズマのような中堅選手にとっては、スポンサー収入はキャリアの安定に直結します。両者の立場が違うからこそ、意見が割れるのは自然です。

ここで押さえておきたいのは、規制の範囲の違いです。予測市場が賭博に当たるかどうかは、アメリカでも議論が続いている分野で、結論が出ているわけではありません(要確認)。ですので、どちらかを悪者にする見方は避けたいところです。

今後の展望と関連情報

バックスは昨季32勝50敗で、プレシーズンは10月5日のウルブズ戦から始まります。選手がコート外の発言でどう評価されるかは、これから競争の激しいシーズンに入るほど目立つでしょう。ウェンバンヤマの発言が、他のスター選手にどんな影響を与えるのか、リーグがこの問題にどんなルールを作るのか、今後も追いたいと思います。

引用:https://clutchpoints.com/nba/milwaukee-bucks/bucks-news-kyle-kuzma-calls-out-misinformed-people-wemby-gambling-take

参考:https://sports.yahoo.com/articles/just-gets-victor-wembanyama-praised-212355072.html

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