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ヤニスのヒート初陣、14分で9点7アシストを刻んだ司令塔の素顔

 

ヤニス・アデトクンボが、ついにヒートのユニフォームでコートに立ちました。10月3日(日本時間4日)に行われたプレシーズン初戦、ヒートはラプターズを129対105で下しています。結果以上に目を引いたのは、ヤニスが得点よりも「配る側」に回っていたことでした。ミルウォーキーで長く見慣れた姿とは少し違う、新しい役回りの片鱗が見えた夜だったと感じます。

14分間で何が起きたのか

ヤニスは先発で出場し、プレー時間は約14分、前半のみでベンチに下がりました。成績は9得点、7アシスト、4リバウンドです。フィールドゴールは3本打って3本成功、フリースローは4本中3本を決めています。3ポイントの試投はゼロでした。

先発の顔ぶれは、ヤニス、バム・アデバヨ、アンドリュー・ウィギンズ、デイビオン・ミッチェル、そしてクレイ・トンプソンです。ヒートは前半だけで76得点、アシストは19本に達しました。ウィギンズがヤニスのキックアウトパスから3ポイントを沈める場面があり、これは試合の中で何度も見られた形だったと報じられています。

チーム最多の12得点を挙げたのはウィギンズで、アデバヨは12分47秒の出場で10得点6リバウンドでした。ヒートは19人の選手を起用し、7人が2桁得点を記録しています。主力を早めに休ませ、層の厚さを確かめる意図がはっきり出た試合でした。

シュートより先に出たパス

注目したいのは、ヤニスが7アシストを14分で積み上げた点です。単純計算で2分に1本のペースでパスが得点につながったことになります。もちろんプレシーズンの一試合ですから、数字を大きく見積もるのは禁物です。それでも、ゴール下に突っ込めば相手が寄る、寄ったところでウィギンズやシューターに出す、という流れが初戦から機能していたのは事実です。

エリック・スポールストラ監督は試合後、ヤニスについて「毎日の練習で見ていると、どれほど見事なプレーメーカーか実感する」という趣旨の話をしています。シュートを打てば決まる選手が、あえて周囲を生かす選択を取る。そこにヒートが描く攻撃の骨格があるのかもしれません。

背景にある大型トレード

ヤニスは今夏、ボビー・ポーティスとともにミルウォーキーからマイアミへ移りました。見返りとして、タイラー・ヒーロー、ケルエル・ウェア、ハイメ・ハケス・ジュニア、カスパラス・ヤクチョニスの4人と、ドラフト指名権5つが動いています。ヒートは若手と将来の資産を大きく差し出したわけで、勝負をかけた補強だったことが分かります。

ヤニスにとっては、14年間過ごしたバックス時代に別れを告げて迎える最初の実戦でした。ヒーローやウェアを手放した分、ヒートはウィギンズやミッチェル、アデバヨ、クレイといった顔ぶれで役割を組み直す必要があります。ヤニスがボールを持って起点になる形は、その再構築の中心になりそうです。

開幕までの注目点

ヒートはこのあと、ペリカンズ、ティンバーウルブズ、ネッツ、マジックとのプレシーズンを残しています。レギュラーシーズンの開幕戦は10月21日、ホームでティンバーウルブズと対戦する予定です。

今回はヤニスが前半のみの出場で、3ポイントも打っていません。次の試合以降でプレー時間がどこまで伸びるのか、そしてシュートを打つ場面がどれだけ増えるのかが焦点です。パスで崩す司令塔の顔と、自ら得点を奪うエースの顔。この二つのバランスをスポールストラ監督がどう設計するのか、開幕までの数試合が楽しみです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/giannis-antetokounmpo-sets-aggressive-tone-025600022.html

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