ラッセル・ウェストブルック

なぜ引退したウェストブルックは2028年ロサンゼルス五輪の聖火を運びたいのか

 

引退したラッセル・ウェストブルックが、次の目標をコートの外に見つけました。2028年のロサンゼルス五輪で聖火ランナーを務めたいと、自ら公の場で口にしたのです。18年のキャリアを終えた直後に、ここまで具体的な「次の舞台」を語るのは意外でした。ただ、故郷への思いの強さを考えると、むしろ自然な宣言だと感じます。

市の表彰の場で語った聖火への思い

10月9日の金曜日、ウェストブルックはロサンゼルス市議会のヘザー・ハット議員から表彰状を受け取りました。自身のWhy Not? Foundationが、地域の学校や運動施設、各種の開発事業に投資してきたことへの評価です。その場でウェストブルックは「ロサンゼルスを代表する顔として、2028年五輪の聖火を運ぶ場面に加わりたい」という趣旨の希望を語りました。

財団のスタッフに向けては、実現のために慈善活動をさらに広げてほしいと呼びかけたそうです。関わる分野としてテクノロジー、エネルギー、教育、医療、メンタルヘルスなどを挙げ、さまざまな領域に手を伸ばせる立場を作る必要があると話しました。引退後は時間に余裕ができ、地域に還元し、そこに居合わせることのほうが大切だとも述べています。バスケットボールは「楽しみでやっていたもの」「自分の息抜きだった」という言い方でした。

故郷ロサンゼルスとの深いつながり

ウェストブルックはロングビーチで生まれ、ローンデールのルジンガー高校を経てUCLAでプレーしました。NBAではレイカーズに2021年から2023年まで、クリッパーズに2023年から2024年まで在籍しています。UCLAとレイカーズ、クリッパーズという地元の主要チームでプレーした経歴に加え、少年時代からこの街で育った点がやはり特別です。

キャリアの数字も圧倒的です。得点王を2回、アシスト王を3回獲得し、2016-17シーズンにはサンダーで平均31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシストを記録してMVPに輝きました。オールスター選出は9回で、トリプルダブルの通算209回は歴代1位です。2位のニコラ・ヨキッチは198回で、その差は11回あります。最後のシーズンはキングスで64試合に出場し、平均15.2得点、5.4リバウンド、6.7アシストでした。

同業者が語った引退への驚き

引退を知った同業者の反応も印象的でした。ケビン・デュラントは中国でのプレシーズンゲーム前に「少し寂しい」と話し、「ラスならあと5、6年はやれると思っていた」と語っています。シェイ・ギルジャス・アレクサンダーも今週、ウェストブルックが「今の自分たちが立つ土台を築いてくれた」と称え、まだ余力があったと振り返りました。

ここで興味深いのは、引退が周囲から見て少し早く映ったという点です。現役最後の年にも平均で15点超を挙げていた選手が、自分の意思で区切りをつけたことが、今回の聖火の話にも通じているように思います。リーグから終わりを告げられるのではなく、自分で幕を引き、自分で次を選ぶ。その姿勢がセカンドキャリアの出発点になっているのではないでしょうか。

聖火ランナーは実現するのか

聖火ランナーの選考方法や時期については、今回の記事では触れられていません。実現するかどうかは現時点では分かりませんので、今後の発表を待つ必要があります。ただ、地元出身、UCLA出身、財団を通じた地域投資という三つの要素がそろった人物は、ロサンゼルス五輪の象徴として十分に説得力があります。

ウェストブルック自身は、五輪の結果にかかわらず、ロサンゼルスへの投資を続けると話しています。もし聖火が実現すれば、コートで見せてきた全力疾走が、街の記憶として形を変えて残ることになるでしょう。ファンの皆さんは、デュラントやギルジャス・アレクサンダーが語った「あと数年はやれた」という声と、ウェストブルック本人が選んだ新しい道、どちらにより共感しますか。

引用:https://sports.yahoo.com/nba/article/russell-westbrook-wants-to-be-a-torchbearer-for-the-los-angeles-2028-olympics-215043233.html

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