ブランソン ニックス

なぜニックスは33歳のドラモンドに守備の司令塔という大役を託したのか

 

ニックスのマイク・ブラウンHCが、33歳のアンドレ・ドラモンドを高く評価しています。10月12日のティンバーウルブズ戦は104対122の大敗でしたが、ブラウンは敗戦の中でドラモンドのコミュニケーション力を「圧倒的だった」と語りました。

敗戦の中で光ったドラモンドの数字

SNYがYahoo Sportsで配信した記事によると、ドラモンドはウルブズ戦でベンチから12分間プレーし、4得点4リバウンド3ブロック1スティールを記録しました。ただし、ドラモンドがコートにいた間のニックスは、相手に9点上回られています。数字だけを見れば敗戦の一部ですが、ブラウンが注目したのは数字に残らない声の部分です。

ブラウンは「彼のコミュニケーションは今、信じられないほどだ」と述べました。さらに「普通、ビッグマンは前方のすべてが見える存在で、守備のクォーターバックになる」と説明し、この日のプレーについては「今夜は桁外れだった」と語っています。そのうえで「それが私をとても興奮させた」と明かしました。ドラモンドはプレシーズン3試合を通して、衰えていない貢献を示しています。

この試合でニックスは前半に50点、フィールドゴール成功率39%、3ポイント19本中7本と苦しみました。タイラー・コレックは11分で4得点4アシスト、トニー・ブラッドリーは4本中4本成功の8得点2リバウンドで、ベンチ陣の中ではそれなりに存在感を出しています。それでも相手に62点を許した前半の守備は、ブラウンが求める水準にほど遠いものでした。だからこそ、守備を言葉でまとめられるドラモンドの価値が際立ちます。

7球団目に行き着いたベテランの経歴

ドラモンドは2012年のドラフト全体9位でピストンズに入団し、7シーズン半を過ごしました。その後キャバリアーズ、翌年にレイカーズへ移り、76ers、ネッツ、ブルズで2シーズン、再び76ersで2シーズンを過ごしています。2度のオールスター選出を誇る身長211センチ(6フィート11インチ)のセンターで、リーグのリバウンド部門では、総リバウンドとオフェンスリバウンドで複数回トップに立ちました。

今オフにはベテラン最低年俸でニックスと契約しています。開幕すればニックスは自身7球団目で、NBA15季目のシーズンになります。かつてリバウンドを量産した支配力は薄れましたが、声で守備を組み立てる役割は、年齢を重ねたからこそ担えるものです。

若手にとっての生きた教材

ドラモンドの12分間で目立ったのは、3つのブロックです。リバウンドの強さで名を上げた選手が、ブロックと声でゴール下を締める役に変わりました。得点は4点にとどまりましたが、最低年俸の補強として求められる仕事は果たしています。

ブラウンはモハメド・ディアワラとパコメ・ダディエという若いビッグマンについて、「学ぶ意欲のある選手たち」と評しました。ドラモンドは彼らにとって、守備の配置を言葉で伝える手本になります。ブランソンが20点、アヌノビーが15点を挙げたこの試合でも、ニックスはプレシーズン初勝利をつかめませんでした。それでも勝敗よりも大きな収穫は、守備の中心に据える声の主を見つけたことです。

ブラウンが求めているのは、得点でもリバウンドでもなく、前方のすべてを見て味方に伝えるビッグマンです。ドラモンドの12分間は、その役割を最低年俸の33歳が担えることを証明しました。開幕後のローテーションでも、ドラモンドはニックスの守備を整える第2のセンターとして定位置を築きます。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/knicks-really-excited-andre-drummonds-044509597.html

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