ケイトリン・クラーク

なぜナイキの店頭でクラークの靴がドリームのグッズを押しのけたのか、決勝前夜に燃えたアトランタの不満

 

アトランタのナイキストアで撮影された1本の動画が、WNBAファイナル直前のファンの間で議論を呼んでいます。映っているのはドリームのファンの女性で、店頭ではケイトリン・クラークのグッズが手前に並び、ドリームの商品が奥に置かれていることに不満を訴えています。HITCがYahoo Sportsに掲載した記事によると、動画を最初に共有したのはXアカウントの@shooter4_22です。

動画で語られた内容

撮影場所はアトランタのレノックスモールにあるナイキストアです。女性は「They got Caitlin Clark stuff here in the front.」と述べ、手前にクラークの商品が並んでいると指摘しました。続けて「we are going to the WNBA Finals. Why y’all ain’t switch?」と語り、ファイナルに進むドリームの商品となぜ入れ替えないのかをナイキに問いかけました。

女性はクラークの靴が置かれていること自体は認めています。そのうえで「Put us up in the front. Give us the front merch, come on Nike.」と述べ、最後に「Can we do better?」と呼びかけて動画を締めました。投稿者はキャプションに、アトランタの商品とクラークの商品を入れ替えるべきだと書いています。

反論が相次いだ理由と数字の裏付け

動画が広がると、WNBAファンから反論が相次ぎました。HITCが引用した5件の反応のうち、二つの陳列台は約5フィート、およそ1.5メートルしか離れていないという指摘があります。陳列台とハンガーラックは同じ大きさだという声もあり、店の中央で隣り合っているのに隅に置かれていると言うのは誤りだという指摘もあります。クラークの商品が売れているから前に置かれているだけで、ドリームの商品が売れていないのだという反応もありました。

クラークの商品が前に出る背景には、販売実績があります。クラークはナイキと契約しており、シグネチャーシューズのケイトリン1が今月発売されました。CNBCによると、10月1日に発売された最初のカラーウェイは発売から2時間足らずでほぼ完売しました。靴の売れ行きが店頭の位置を決めるという反論は、この数字と一致します。

一方でファンの不満にも理由があります。ドリームは7戦制のシリーズでゴールデンステイト・ヴァルキリーズと戦い、これまで3度敗れているファイナルで初の優勝を目指しています。ヴァルキリーズはエーシズを3連勝で下し、ドリームはリバティを3連勝で破って13年ぶりにファイナルへ進みました。街の主役はいまドリームですが、売り場の主役は変わっていません。

クラークのいない決勝が映すリーグの現在地

クラークが所属するフィーバーは、プレーオフでエーシズに1勝2敗で敗れました。ファイナルの舞台にクラークの姿はありません。それでも店頭ではクラークの商品が手前に置かれています。この事実は、WNBAの商品価値がいまも個人の知名度に引っ張られていることを示しています。

ただし、この構図は固定されたものではありません。商品の配置は売れ行きに連動して変わります。ドリームがファイナルを勝ち進み、アンジェル・リースを中心にした話題が広がるほど、チームグッズの回転は上がります。優勝がかかる今週の売れ行きが、ナイキの店頭の並びを入れ替える最大の材料になります。ファンが求めているのは入れ替えの約束ではなく、勝って棚を取りにいくことです。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/atlanta-dream-supporter-commenting-nike-095000212.html

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