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クリッパーズレジェンドが語る:ラリー・バードとマジック・ジョンソンのトラッシュトーク対比

2つの異なるアプローチ:ストレートvs二面性

元NBAスターのマイケル・ケージが、名アナリストのダン・パトリックのポッドキャストに出演し、NBAの2大レジェンド、マジック・ジョンソンとラリー・バードとの対戦経験について興味深い見解を示しました。

現在63歳のクリッパーズレジェンドは、両者のトラッシュトークのスタイルの違いを詳細に語り、意外な好みを明かしました。

ラリー・バードは、そのジャンプシュートと同じくらい口の巧さで有名でした。彼はただトラッシュトークをするだけでなく、毎晩それを実行で裏付けていました。

しばしばディフェンダーに対して、どのように、どこで得点を決めるかを正確に告げることで知られていました。

「彼(バード)は私の新人年に、ただ私を見て『君は僕を止められない』と言いました。私は『分かっています。もう言うことはありません。あなたはラリー・バードですから』と答えました」

とケージは振り返ります。

一方、マジック・ジョンソンは全く違うタイプのトラッシュトーカーでした。あの大きな笑顔と温かいエネルギーで、コート上で最も親切な人物のように見えましたが、試合が始まると容赦なく攻撃を仕掛けてきました。

マジックの「二面性」とバードの「直球勝負」

「マジックも同じような洗礼を私に与えました。私は地元にいたので、LA周辺の食料品店やガソリンスタンドで彼を見かけることがありました」

とケージは語ります。

レイカーズのレジェンドは違った種類のトラッシュトーカーでした。

彼のトラッシュトークは意地悪ではなく、ただスムーズで巧妙、そして効果的でした。同じプレーをもう一度実行すると笑いながら告げ、それでもあなたには止められないのです。

「マジックは私のところに来て話しかけ、振り返って私をやっつけるんです」

とケージが明かすと、パトリックは笑い声を上げました。

「どちらが好きかわからなかった…私は『君に向かっていくよ、分かるだろう?』と握手しながら言うマジックより、静かに『バードがお前をやっつける』スタイルの方が好きでした」

とケージは結論づけ、バードのトラッシュトークスタイルを好むことを認めました。

バードの伝説的なトラッシュトークエピソード

バードのトラッシュトークに関する逸話で、紹介せずにはいられないものがあります。

セルティックスがシアトル・スーパーソニックスと対戦した試合で、3度のNBAチャンピオンであるバードはザビエル・マクダニエルにマークされていました。特に良いプレーができていなかったにも関わらず、バードは試合中ずっとマクダニエルに挑発を続けていました。

「彼はずっと悪口を言っていました」

とマクダニエルは『No Nonsense with Tim Thomas & Scoop B』での対話で振り返ります。

「私は『ラリー、あのスコアボードを見ろよ』と言いました…彼は『おお、X、第4クォーターだ、これからお前をやっつけてやる。おい、デニス・ジョンソン、これから彼をメチャクチャにしてやるぞ』と言いました。」

「私は彼を真っ直ぐ見て『上を見ろよ。俺はもう一晩中お前をやっつけてるんだ。何もやらせてねえよ』と言いました…俺は彼を9得点に抑えたんです」と彼は付け加えました。

それでも、バードはほとんどの夜、自分の挑発を実力で裏付けることができることを知っていました。

調子の悪い夜でさえ、彼の精神的優位は無敵でした。リーグは彼を得られて幸運でした。コート上でのスキルだけでなく、コート外での痛烈なトラッシュトークでも。

この証言は、1980年代NBAの2大スターがいかに異なるアプローチで対戦相手を心理的に圧倒していたかを示す貴重な証言と言えるでしょう。

引用:YARDBARKER

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