wnba mvp

WNBA週末プレビューとMVP争い:ナフィーサ・コリアーが大本命、クラーク復帰で混戦模様

2025年WNBAシーズンが3分の1を終えた現在、MVP争いは非常にエキサイティングな展開を見せています。ケイトリン・クラークの怪我による離脱とその後の復帰により、オッズが大きく変動し、ナフィーサ・コリアーが現在の大本命として浮上しています。

MVP争いの現状

現在のMVPオッズ(6月20日時点)

  1. ナフィーサ・コリアー(ミネソタ・リンクス) – 大本命(-375から-300)
  2. ケイトリン・クラーク(インディアナ・フィーバー) – +200から+400
  3. エイジャ・ウィルソン(ラスベガス・エーシズ) – +750から+1800

コリアーは5月下旬にクラークが左大腿四頭筋の怪我で2週間の離脱を発表した際に、MVPレースの最有力候補に躍り出ました。リンクスは現在10勝1敗という驚異的な成績を残しており、コリアーは平均26.8得点、7.8リバウンド、3.0アシストという素晴らしい数字を記録しています。

クラークの復帰とオッズの変動

クラークは6月14日のリバティ戦で32得点を記録して復帰を果たし、まだMVPレースに十分に参戦していることを市場に思い起こさせました。彼女のオッズは怪我発表後に+475まで悪化していましたが、現在は+200まで回復しています。

シーズン開始時、クラークは+195でMVP最有力候補でした。BetMGMによると、MVP市場での賭けの半分以上がクラークに集中し、総賭け金額の64%を占めているという異常な人気を誇っています。

昨年王者ウィルソンの苦戦

3度のMVP受賞者であるエイジャ・ウィルソンは、今シーズン苦戦を強いられています。エーシズは4勝4敗と平凡な成績で、ウィルソン自身も自分の基準では物足りない平均20.9得点、9.6リバウンドにとどまっています。4つ目のMVPトロフィーを獲得すれば史上初の快挙となりますが、現在のオッズは+1800と厳しい状況です。

週末の注目試合

ダラス・ウィングス vs コネチカット・サン

ペイジ・ブッカーズが20得点の活躍で7連敗を止めたウィングスと、4連敗中のサンの対戦。ブッカーズは脳震盪と病気で欠場した後、調子を取り戻しており、直近5試合で平均21.4得点を記録しています。特にコミッショナーズカップでの35得点は印象的でした。

サンは守備レーティング(111.9)と守備リバウンド率(65.7%)でリーグ最下位という弱点を抱えており、ミッドレンジ得点でリーグトップ(6.8得点)のブッカーズにとって良い対戦相手となりそうです。

MVP予想と分析

現在の状況を総合すると、コリアーがMVPの最有力候補として君臨しています。昨年MVP投票で2位となり、守備選手賞も受賞した彼女は、今年ファイナルでの敗戦の悔しさをバネに更なる高みを目指しています。リンクスの圧倒的な成績(10勝1敗)も彼女のMVP獲得を後押ししています。

クラークは健康を維持し、フィーバーが上昇トレンドを続ければ、+200のオッズには価値があると考えられます。6月14日の32得点パフォーマンスは、彼女がまだMVPレースの中心人物であることを証明しました。

一方、ウィルソンは過去の実績と安定性を考えると、現在の+1800のオッズは過小評価されている可能性があります。エーシズが立て直しを図り、ウィルソンが昨年並みのパフォーマンスを取り戻せば、再びMVP争いに絡んでくる可能性は十分にあります。

今後の展望

MVP争いは残りシーズンでさらに激化することが予想されます。コリアーの安定したパフォーマンスとリンクスの好成績、クラークの復帰とフィーバーの上昇、そしてウィルソンとエーシズの反撃など、どの選手にもMVP獲得のチャンスが残されています。

特に注目すべきは、クラークが健康を維持できるかどうか、そしてコリアーがこの圧倒的なペースを維持できるかどうかです。MVP争いは最終的にはチームの成功と密接に関連しており、プレーオフシーティングも重要な要因となるでしょう。

引用:WNBA

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です