WNBAがまた一つ、大きな成長の節目を迎えました。リーグは2027年シーズンから、レギュラーシーズンを現行の44試合から50試合へと拡大すると発表しました。28試合でスタートした1997年の創設当初を思えば、この数字の伸びはそのままリーグ人気の高まりを映し出しているように感じます。単なる試合数の上積みではなく、新たな労使協定(CBA)という土台の上に成り立った決定である点に、今回のニュースの本当の重みがあります。発表を受けて、まず頭に浮かんだのは「ついにここまで来たか」という素直な驚きでした。
44試合から50試合へ——拡大の中身を数字で読み解く
今回の発表で最も重要なのは、2027年から1チームあたりのレギュラーシーズンが50試合になるという点です。現行の44試合から6試合増となり、これはWNBA史上最多の試合数になります。シーズンの終了時期も大きく後ろ倒しされ、2027年は遅くとも11月21日まで、2028年以降は11月30日までと、従来の10月31日から約1か月延びることになりました。さらにリーグは、2029年から52試合まで拡大できるオプションも確保しています。コミッショナーのキャシー・エンゲルバートは「WNBAへの需要はかつてないほど高まっている」と述べ、拡大がリーグの勢いを反映したものだと強調しています。
28試合から始まった30年——拡大を支える背景
振り返れば、WNBAは1997年に28試合でリーグをスタートさせ、2025年に44試合へと増やしてきました。そこからわずか2年で50試合へと踏み込むスピード感は、ここ数年の女子バスケ人気の爆発ぶりを物語っています。今回の拡大を可能にしたのが、2026年に結ばれた新CBAです。この協定では選手の年俸が大幅に引き上げられたほか、総額22億ドル規模のメディア契約が確保され、2024年から2030年にかけて6つのエクスパンションチームが加わることも決まっています。試合数の増加は、こうした収益基盤の強化とセットで初めて成立する話なのです。詳細はESPNの報道でも整理されています。
50試合がもたらす光と影——独自の視点で考える
試合数が増えることは、放映収入やチケット収入の拡大、そして新規ファンがWNBAに触れる機会の増加につながります。露出が増えれば、ケイトリン・クラークやエイジャ・ウィルソンといったスター候補の物語もより多くの人に届くはずです。一方で、気がかりなのは選手の身体的な負担です。シーズンが11月末まで延びれば、海外リーグや代表活動との両立はこれまで以上に難しくなり、過密日程による怪我のリスクも無視できません。実際、今季も足首や足部の負傷で離脱する例が相次いでいます。試合数という「量」の拡大を、コンディショニングやロスター層の厚みという「質」でどう支えるか。ここがリーグと各チームに突きつけられた次の課題になると見ています。
関連情報——まずは2026シーズンの行方に注目
50試合制が始まるのは2027年ですが、その前にまず注目したいのが現行の2026シーズンです。今季は5月8日に開幕し、9月24日にレギュラーシーズンが終了、ファイナルの最終日は10月31日に設定されています。コミッショナーズカップ決勝をはじめ、シーズン後半に向けて見どころは尽きません。50試合時代の到来を頭の片隅に置きながら、まずは目の前の一戦一戦を楽しんでいきたいところです。
引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/49096227/wnba-schedule-expands-50-games-starting-2027-new-cba

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!




