FA市場最大の注目であるレブロン・ジェームズの去就をめぐり、ついにステフィン・カリーが自ら口を開きました。7月8日、タホ湖畔で開催中のセレブゴルフ大会「アメリカン・センチュリー・チャンピオンシップ」の会場で、カリーは「彼と一緒にプレーしたい。それが早く現実になることを願っています」と語り、ウォリアーズへの勧誘を事実上公言しました。これまで球団の動きばかりが先行して報じられてきた中で、当の本人が初めて明確な言葉を発したことで、争奪戦は新たな局面を迎えています。
「僕たちはもちろん話している」カリーが明かした本音
カリーはサンフランシスコ・クロニクル紙の取材に対し「僕たちはもちろん話をしています。キャリアの終盤に何をしたいのか、彼にはじっくり考える時間と余裕が与えられるべきです」と語った上で、冒頭の言葉を続けました。また、同じ会場での別のインタビューでは「どちらかというとレブロンとゴルフをする方に興味があるよ。バスケの件は別で進めるけど、一緒にプレーできたら当然うれしい」とジョークを交えながらも、共演への願望を隠しませんでした。レブロンは6月末にレイカーズへ残留しない意向を球団に伝えており、FA市場が開いてから1週間以上が経過した現在も、リーグ最大の未契約選手のままです。24年目のシーズンをどこで迎えるのか、確度の高い情報はいまだに出ていません。
ウォリアーズの獲得プランとドレイモンドの決断
ウォリアーズがレブロン獲得を見据えて動いてきたことは、オフ当初から報じられていました。ドレイモンド・グリーンは6月末に2770万ドルのプレイヤーオプションを破棄してFAとなりましたが、これはレブロンのFA獲得と、トレードでのアンソニー・デイビス獲得に向けた柔軟性を確保するための動きだとESPNは伝えています。一方でESPNのシャムズ・シャラニアは、現時点で上位に位置するのはキャバリアーズ、ヒート、76ersであり、ウォリアーズはデイビス級の選手を先に確保しない限りレースの先頭には立てないという見方を示しました。カリー、グリーン、そして復帰を待つジミー・バトラーという骨格は魅力的ですが、昨季37勝45敗でプレーオフを逃したチーム状態は、優勝だけを求める41歳にとって不安材料でもあります。
「カリーとレブロン」は実現するのか、筆者の見立て
2015年から4度ファイナルで激突した2人が同じユニフォームに袖を通すことは、NBAファンにとって夢のシナリオです。ただ筆者は、実現へのハードルは決して低くないとみています。レブロンの代理人リッチ・ポールはすでに27球団と接触したと明かしており、選択肢は豊富です。地元クリーブランドへの帰還という物語性、ジェイレン・ブラウンを獲得した76ersの戦力、ヤニス・アデトクンボを迎えたヒートの本気度と並べたとき、ウォリアーズの武器は「カリーとの共演」というロマンにほぼ集約されます。それでも、当のカリーが公の場で「現実になってほしい」とまで踏み込んだ意味は小さくありません。スーパースター同士の直接対話が最後のひと押しになった例は、NBAの歴史に数多くあるからです。
関連情報
レブロンの決断は、7月10日からラスベガスで始まるサマーリーグの期間中に下される可能性があります。各球団の首脳陣が一堂に会するタイミングだけに、交渉が一気に動くのはむしろこれからです。続報が入り次第、当ブログでもお伝えします。

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