リバティー イオネスク スチュアート

28得点8アシストの夜に今季初テクニカル──アイオネスクに罰金500ドル、リバティは週末だけで制裁3人の異常事態(91-93)

 

ニューヨーク・リバティがトロント・テンポに91-93で競り負けた一夜が明け、また一つ痛いニュースが届きました。28得点8アシストと孤軍奮闘したサブリナ・アイオネスクに、今季初のテクニカルファウルによる罰金500ドルが科されることになったのです。チームの敗戦に個人への制裁が重なる、リバティにとって踏んだり蹴ったりの週末になりました。

第4クォーター残り7分17秒、リプレー審査で一転テクニカル

7月12日(日本時間13日)にモントリオールのベル・センターで行われたテンポ戦。第4クォーター残り7分17秒にアイオネスクがレイアップを決めた場面では、当初はニャラ・サバリーのシューティングファウルが宣告されていました。ところがリプレー審査の結果、審判団はアイオネスクにテクニカルファウルを宣告。中継では、着地の際にアイオネスクの手がサバリーの顔に当たったことが理由だと説明されました。米メディアには「物議を醸す判定」と報じる媒体もあり、判定の妥当性をめぐる議論も起きています。

この試合のアイオネスクは28得点4リバウンド8アシスト3スティールと攻守に躍動しました。ブレアナ・スチュワートも22得点8リバウンドと続きましたが、30得点を挙げたマリナ・マブリー擁するテンポにあと一歩届かず91-93で敗戦。リバティは前日のリンクス戦(5点差負け)に続く、悔しい2連敗となりました。

週末だけで制裁3件──リバティを襲うテクニカル・ラッシュ

今回の罰金はWNBAの規定に基づくものです。テクニカルファウルは今季1〜3個目が各500ドル、4〜7個目が各1000ドル、8個目以降は各1500ドルに加えて2個ごとに1試合の出場停止が科されます。今季初のテクニカルとなったアイオネスクへの処分は最も軽い区分ですが、シーズン後半に向けて積み重なれば影響は無視できません。

そしてこの週末、制裁対象となったリバティの選手はアイオネスクだけではありません。同じテンポ戦では、レイニー・ハミルトンが味方のシューズを投げてマブリーに直撃させ、テクニカルファウルで退場処分に。この試合では先にフレグラント1も宣告されており、合わせて1000ドルの罰金が見込まれます。さらに前日のリンクス戦ではハン・シューがキャリア初のテクニカルを受けており、週末だけで3人が制裁対象という異常事態です。7月上旬にはテンポのマブリーが今季2個目のテクニカルで罰金500ドルを科されたばかりで、判定強化が進む今季のWNBAでは、こうした制裁のニュースが例年以上に目立っています。

接戦を落とし続ける名門に必要な「冷静さ」

気掛かりなのは、リバティが規律面の乱れと同時に接戦を落とし続けていることです。土曜のリンクス戦は5点差、日曜のテンポ戦は2点差と、勝敗を分けたのはわずかなプレーの差でした。終盤のテクニカル1つは相手にフリースローと攻撃権を与えるため、2点差ゲームでは文字通り致命傷になり得ます。エースが28得点しても報われない試合が続けば、チームに焦りが生まれるのは自然なことでしょう。ただ、その焦りが判定への苛立ちや不要な接触につながれば悪循環です。個の輝きをチームの勝利に結び付けるためにも、まずはベンチ全体で冷静さを取り戻すことが立て直しの第一歩になるはずです。

関連情報

同じテンポ戦で起きたレイニー・ハミルトンの前代未聞の退場劇については、こちらの記事で詳しく紹介しています。オールスターを控えた7月中盤、東地区の上位争いはますます目が離せません。日本からはWNBAリーグパスなどで今後のリバティの試合を視聴できますので、巻き返しの行方をぜひ見届けてください。

引用:https://athlonsports.com/wnba/new-york-liberty/wnba-punish-sabrina-ionescu-new-york-liberty-loss

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です