「彼女は完全な臆病者だ」──生出演ドタキャンのエンゲルバートにポートノイ激怒、全米最悪のコミッショナー批判が再燃

 

WNBAのキャシー・エンゲルバート・コミッショナーに、また新たな批判の矢が突き刺さりました。米メディア界で強い影響力を持つバーストゥール・スポーツ創業者のデイブ・ポートノイが、エンゲルバートを名指しで痛烈に非難したのです。Yahoo Sports(HITC)が7月14日に報じたところによると、発端は人気番組「ダン・パトリック・ショー」への出演を直前で取りやめたことでした。リーグが空前の追い風を受けているさなかに、トップ自らが説明の場から遠ざかる──この構図には、筆者も正直なところ首をかしげざるを得ませんでした。

予定されていた出演を直前キャンセル、ポートノイが猛批判

報道によれば、エンゲルバートは予定されていたダン・パトリックの番組出演を直前になって取りやめ、その理由を「リーグの広報スタッフに止められた」と説明したとされています。この釈明が、かえって火に油を注ぐ結果になりました。

ポートノイは「あなたはWNBAのコミッショナーで広報のボスなのだから、当然その判断は覆せるはずだ」と対応の矛盾を突き、さらに「彼女は完全な臆病者で、ケイトリン・クラークが入ってきた瞬間からこのリーグの運営を誤ってきた」とまで言い切っています。記事の見出しには「全米スポーツ界で最悪のコミッショナー」という強烈な表現まで躍りました。

興味深いのは、ポートノイがリーグのコンテンツ力そのものは認めている点です。「クラークが欠場しても視聴率は落ちていないようだ」との発言があった通り、7月12日のクラーク復帰戦は深夜10時開始のケーブル放送ながら視聴者数100万人を突破し、同時間帯の前年比149%増という記録的な数字を残したばかりでした。リーグは絶好調、しかし運営への信頼は揺らいでいる。このねじれこそが今回の騒動の本質だと感じます。

クラーク加入以降くすぶり続ける「対応力」への不信

2024年のクラーク加入以降、WNBAの観客動員と視聴率は急拡大を続けてきました。今季もウイングス対テンポ戦がレギュラーシーズン最多となる20,996人の観衆を集めるなど、人気の勢いは衰えていません。

その一方で、運営面の火種は絶えませんでした。今季は判定を巡る批判がシーズン中盤になっても収まらず、選手への誹謗中傷やハラスメントへの対応も後手に回っているとの指摘が続いています。7月上旬には、クラークへのハラスメント問題を巡って連邦議会議員がエンゲルバート宛てに書簡を送る事態にまで発展しました。コミッショナーへの疑問の声は、今回のポートノイ発言で突然生まれたものではなく、積み重なった不満が改めて噴き出した形と言えます。

進退論に発展する可能性はあるのか

コミッショナーの重要な仕事のひとつは、リーグの顔として厳しい質問にも向き合い、説明責任を果たすことです。急成長期こそ、メディアへの露出がリーグへの信頼を積み上げます。批判が予想される取材から距離を置く姿勢は、短期的には炎上を避けられても、長期的にはリーグの価値そのものを毀損しかねません。

もっとも、エンゲルバート体制の功績も無視はできません。テンポやヴァルキリーズといった新規参入球団の立ち上げが進み、リーグの規模拡大が実現したのはこの体制下での成果です。「今の成長はクラーク個人の力なのか、それともリーグ運営の成果なのか」──ファンの間でも意見が分かれる論点であり、この問いへの答えがそのまま進退論の行方を左右するのではないでしょうか。少なくとも、沈黙と回避で乗り切れる局面はとっくに過ぎているように思います。

今後の注目ポイント

シーズンは後半戦に入り、フィーバーは背中の負傷から復帰したクラークの出場時間制限(20〜25分)が続くなかで戦いを進めています。話題の中心であり続けるクラークとリーグ運営の関係は、今後も注目の的になりそうです。エンゲルバートが次に公の場でこの騒動にどう答えるのか、その一挙手一投足から目が離せません。試合はWNBA公式サイトやリーグパスなどでチェックできますので、コート上の熱戦とあわせてコート外の動きにも注目してみてください。

引用:https://uk.sports.yahoo.com/news/wnba-cathy-engelbert-labeled-worst-080536522.html

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