シーズンも折り返しが近づく中、インディアナ・フィーバーにまた明るいニュースが舞い込みました。ガードのケルシー・ミッチェルが、2026年シーズン第8週の東地区週間最優秀選手(プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク)に選出されました。1週間で合計112得点、平均28.0得点はリーグ全体でも最高の数字です。ケイトリン・クラークの復帰に世間の注目が集まる中、実際にチームの得点面を背負い続けてきたのがミッチェルだったことを、リーグが公式に認めた形と言えるのではないでしょうか。
4試合すべてで25得点超え、1週間112得点の荒稼ぎ
フィーバーの公式リリースによると、ミッチェルは先週の4試合すべてで25得点以上をマークし、合計112得点、平均28.0得点を記録しました。この平均得点は同期間のリーグ全体で最も高い数字です。リリースでも、リーグ全体の平均得点でトップに立ったことが受賞の決め手として紹介されています。
ハイライトは7月12日のラスベガス・エーシズ戦です。フィーバーは109-75と首位を争う相手を大差で下し、ロードトリップを最高の形で締めくくりました。ミッチェルはこの試合で、球団のレジェンドであるタミカ・キャッチングスが持っていた連続2桁得点の球団記録を塗り替える38試合連続2桁得点を達成しています。さらに25得点以上の連続試合数は6試合まで伸びており、これはWNBA史上3番目に長い記録です。
米メディアの報道によれば、この受賞はステファニー・ホワイトHCからチーム全体の前でサプライズとして発表されたとのことです。ロッカールームの温かい空気が伝わってくるようなエピソードです。
キャッチングスと並ぶ球団史級の存在に、8年目で迎えた最盛期
ミッチェルにとって週間最優秀選手の受賞はキャリア5度目で、今季では初めてです。球団史上でこの賞を5回以上受賞しているのは、殿堂入りレジェンドのキャッチングスとミッチェルの2人だけとなりました。2018年のドラフト2位でフィーバーに入団して以来、チームの低迷期を最前線で支え続けてきた背番号0が、8年目のシーズンでキャリア最高の輝きを放っています。
昨季2025年はオールWNBAチームに選出され、MVP最終候補にも名を連ねました。今季も7月2日にアリヤ・ボストン、ケイトリン・クラークとともにオールスターのスターターに選出されており、名実ともにリーグを代表するスコアラーとしての地位を固めています。かつては「勝てないチームの好選手」と見られがちだった彼女の評価は、この2年で完全に塗り替えられました。
クラーク時間制限下の今、ミッチェルの得点力こそ優勝への生命線
今回の受賞が持つ意味は、単なる個人タイトル以上に大きいと考えています。クラークは背中の負傷から復帰したばかりで、出場時間の制限が続いている状況です。エースが全開でプレーできない期間に、ミッチェルが毎試合25得点以上を計算できる存在としてチームを牽引したことは、フィーバーが優勝争いに踏みとどまるうえで決定的な役割を果たしました。
6試合連続25得点超えという数字は、相手の守備がミッチェルを最重要警戒対象にしてもなお止められていないことを意味します。クラークの出場時間が今後戻ってくれば、相手はどちらかを捨てる選択を迫られることになります。この「2枚看板の相乗効果」こそ、シーズン後半のフィーバー最大の武器になるのではないでしょうか。
関連情報
なお、同じ週の週間最優秀選手として、西地区ではダラス・ウィングスのペイジ・ベッカーズが選出されています。東西の受賞者がいずれも今季のリーグを象徴する若きスコアラーという、役者のそろった第8週となりました。フィーバーは絶好調のまま、オールスター前の残り試合では7連勝中のゴールデンステート・ヴァルキリーズとの大一番を迎えます。ミッチェルの連続25得点記録がどこまで伸びるのか、こちらも要注目です。

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!



