NBAファイナル敗戦の悔しさも冷めやらぬまま、ウェンバンヤマが早くも次の戦いへ動き出しました。仏レキップ紙のマキシム・オーバン記者の報道によると、ウェンバンヤマは8月に行われるFIBAワールドカップ2027欧州予選でフランス代表に復帰する見込みです。ファイナル終了からわずか1ヶ月での代表参戦という決断に、驚きと同時に22歳の底知れぬ野心を感じずにはいられません。
8月27日スロベニア戦で復帰へ、すでに「実験」をテーマにした調整を開始
フランス代表は前ステージを5勝1敗で終え、新たにグループLでの6試合に臨みます。ウェンバンヤマの復帰が見込まれるのは、8月27日にホームで行われるスロベニア戦と、8月30日にアウェーで行われるスウェーデン戦の2試合です。なおスロベニア代表には、レイカーズのルカ・ドンチッチは参加しない予定と報じられています。
注目すべきは、ウェンバンヤマがすでに母国フランスでフィジカルトレーナーのギヨーム・アルキエとともにコンディショニングを始めている点です。報道によれば、このオフのトレーニングは「実験」をテーマに、224cmの肉体の限界値を探りながら強化を進めるという独自のプログラムだといいます。単なる休養ではなく、代表戦を進化の実験場として位置づけているようにも見えます。
7月は不参加だった、その理由は「ファイナルまで戦ったから」
フランス代表は7月のウィンドウでもベルギー戦とフィンランド戦を戦いましたが、ウェンバンヤマはスパーズのプレーオフ進出に伴い不参加でした。それでもチームは連勝を重ね、フレデリック・フォトゥーHCのもと6カ国中首位に立っています。
ウェンバンヤマの2025-26シーズンは、まさにキャリアを決定づける1年でした。レギュラーシーズンで平均25.0得点11.5リバウンド、リーグ最多の3.1ブロックを記録して最優秀守備選手賞を受賞し、オールNBAにも選出されました。プレーオフではブロックを平均3.5本まで伸ばし、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルMVPを獲得してスパーズを2026年ファイナルまで導いています。頂点にはあと一歩届きませんでしたが、リーグ最高の守備者としての地位は完全に確立しました。
さらにオフには5年2億5200万ドルの契約延長にサイン。30%のスーパーマックスを追わず、あえて25%の上限を選んだことで約5000万ドルを手放し、チームの補強余地を残すという異例の決断も話題になりました。
ファイナル進出直後の代表参戦は吉と出るか
シーズンをほぼフルに戦った直後の国際試合参戦には、当然ながら負荷への懸念もつきまといます。それでも個人的には、この決断はプラスに働くと見ています。FIBAルールではゴール下の攻防やゾーンディフェンスへの対応など、NBAとは異なるスキルが要求されます。ペイントで潰し合う欧州のバスケットは、ウェンバンヤマがまだ伸ばせるポストプレーの実戦練習として最適です。
また、フランスは世代交代の真っ只中にあり、ウェンバンヤマを軸とした新しいチーム作りは2027年のワールドカップ本大会、そしてその先の五輪へ向けた土台になります。予選は来年2月まで続き、グループ上位3カ国がカタールでの本大会出場権を獲得します。エースとして母国を背負う経験は、スパーズでのリーダーシップにも必ず還元されるはずです。
今後の注目日程
フランス対スロベニアは8月27日、スウェーデン対フランスは8月30日に行われます。ファイナルの雪辱を誓う怪物が、どんな状態で秋のトレーニングキャンプに戻ってくるのか。8月の2試合はその最初のヒントになりそうです。詳細はEurohoopsの元記事でも確認できます。

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!





