ルカ・ドンチッチ

レイカーズのクミンガ獲得が暗礁に、ホークスとのサイン&トレードが「隔たり大きく」決裂寸前──指名権を巡る綱引きの内幕

 

今オフ、幾度となく取り沙汰されてきたレイカーズとクミンガの結びつきが、ここへ来て暗礁に乗り上げています。7月20日、両者を仲介するはずだったホークスとのサイン&トレード交渉について、条件面での隔たりが大きく、レイカーズは虎の子の指名権を投じることにも消極的だと報じられました。若く身体能力に秀でたウイングの獲得は、ルカ・ドンチッチを中心に据える新生レイカーズにとって理にかなった一手のはずでした。それだけに、この停滞は今オフの補強戦略に暗い影を落としかねません。

交渉を左右する「バンダービルト+2032年指名権スワップ」

現時点で報じられているサイン&トレードの骨格は、守備に定評のあるジャレッド・バンダービルトと2032年の指名権スワップをホークスへ送るというものです。バンダービルトは2023年9月に結んだ4年4800万ドル契約の残り2年・2570万ドルを抱え、2026-27シーズンの年俸は1240万ドル、翌年には1330万ドルのプレーヤーオプションが付きます。仮にこの枠組みでクミンガを迎える場合、レイカーズが提示できる2026-27シーズンの年俸は最大でおよそ2150万ドルとされ、これはチームが上限として縛られる「第1エプロン」を下回る絶妙な金額です。第1エプロンを超えるとロスター編成で使える手段が大きく制限されるため、レイカーズはこの一線を跨がない範囲での補強を迫られています。しかし7月20日の報道では、ホークスがバンダービルトを引き取る構想に難色を示しているとされ、交渉は膠着状態に陥っています。数少ない指名権をどこまで差し出すか、レイカーズ首脳陣が慎重になっていることも停滞の一因です。

ウォリアーズが手放した7位指名の逸材、その実力値

クミンガは2021年ドラフトでウォリアーズから全体7位で指名された23歳です。長く先発と控えを行き来したのち、2026年2月4日にクリスタプス・ポルジンギスを獲得する取引の一環でホークスへ放出されました。移籍後のアトランタでは16試合(先発1試合)に出場し、平均12.3得点・5.3リバウンド・2.1アシスト、フィールドゴール成功率47.6%・3ポイント成功率34.6%を残しています。爆発的な速攻での得点力を武器とする一方、万能型のウイングへ成長する余地はまだ大きいのも事実です。ホークスが2430万ドルのチームオプションを行使しなかったことで、彼は市場に出ることになりました。当初はレイカーズが短期契約で直接獲得する案も取り沙汰されましたが、その道はいまや細くなり、サイン&トレードが現実的な唯一の入り口になりつつあります。

すべてはレブロン次第、動けない市場の行方

交渉が進まない最大の理由は、皮肉にもレブロンの去就が定まらないことにあります。歴代最多得点の行き先が固まるまで、多くの球団は大型の資金と枠を動かせず、クミンガの市場もその余波で凍りついています。指名権をほとんど残していないレイカーズにとって、数少ない資産をどこまで切るかは苦しい判断です。一方のホークスは、バンダービルト級の中堅だけでなく、より価値の高い見返りを求めているとみられ、両者の温度差は簡単には埋まりません。ただ筆者は、ドンチッチの周囲に運動量豊富なウイングを置く価値は決して小さくないと見ています。速攻での得点力とディフェンスでの貢献を兼ね備えたクミンガは、はまれば化ける原石です。問われているのは、レイカーズがその可能性にどこまで賭けられるか、という一点に尽きます。

今後の見どころ

市場を動かす引き金は、やはりレブロンの決断です。彼の行き先が固まれば、宙に浮いたクミンガの交渉も一気に動き出す可能性があります。トレーニングキャンプ開幕までに決着するのか、まずはレイカーズとホークスの再交渉の行方に注目です。

引用:https://www.hoopshype.com/story/sports/nba/rumors/2026/07/20/lakers-hawks-far-apart-in-jonathan-kuminga-sign-and-trade-talks/90982177007/

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