11日間にわたって熱戦が繰り広げられた2026年のNBAラスベガス・サマーリーグが閉幕しました。決勝ではウォリアーズがグリズリーズを下し、球団史上2度目のサマーリーグ制覇を達成。豊作と評されたルーキークラスの実力が随所で示された、見応えのある夏となりました。今回はその総括として、王者ウォリアーズと注目の新人たちを振り返ります。
ウォリアーズが決勝でグリズリーズを撃破、レンデボーグが立役者
日曜に行われた決勝で、ウォリアーズはグリズリーズを破り頂点に立ちました。優勝の立役者となったのは、ドラフト全体11位のヤクセル・レンデボーグです。決勝ではサイズと強さ、身体能力を兼ね備えたプレーで21得点10リバウンドを記録し、即戦力の期待に応えました。一方、CBSスポーツが選ぶ大会MVPには、バックスのブレイデン・バリーズが輝きました。4試合で平均23.5得点4.5リバウンド4.3アシストを挙げ、混乱しがちなサマーリーグの舞台でターンオーバーの少なさが際立ったのです。大会随一の得点源となったのはキャバリアーズの2巡目(全体34位)メリーク・トーマスで、4試合で平均27.3得点、3ポイント成功率43.8%という驚異の数字を残しました。
「ビッグ4」が示した豊作、ディバンツァは2試合50点で早期離脱
今年のドラフト上位4人、いわゆる「ビッグ4」も存在感を放ちました。全体1位でウィザーズ入りしたディバンツァは、出場わずか2試合ながら合計50得点を挙げ、14本ものフリースローを獲得する巧みさを見せました。ウィザーズが早々に彼を今大会から外したのは、すでに十分な内容を示したという判断でしょう。全体3位でグリズリーズに加わったキャメロン・ブーザーは、大会を通じて最も安定感があり、高いバスケットIQと卓越したパスセンスを披露。ほかの上位ルーキーが早々に切り上げる中でも出場を続け、CBSは彼を新人王の最有力候補に挙げています。全体2位でジャズ入りしたダリン・ピーターソン、全体4位でブルズ入りしたケイレブ・ウィルソンも将来性を示しました。
上位指名以外も逸材ぞろい、際立ったクラスの選手層
「ビッグ4」以外にも、逸材は数多く現れました。全体6位でネッツ入りしたミケル・ブラウンJr.は、ベガスでのデビュー戦でフィールドゴール5割・3ポイント5割・フリースロー10割という完璧に近い内容で20得点をマーク。得点ランキングでも2巡目のトーマスが1位に立つなど、指名順位に関わらず輝いた選手が続出しました。上位指名だけでなく、ドラフト中盤や2巡目からもローテーション級の人材が次々と現れた点こそ、今年のクラスが“豊作”と称される最大の理由です。各球団が育成の手応えを持ち帰った今夏は、数年後の勢力図を占ううえでも見逃せません。
サマーリーグ王者ウォリアーズが得た確信、優勝争いへの伏線
筆者が興味深いと感じるのは、優勝したのがウォリアーズだった点です。ベテラン中心のカリー世代にとって、レンデボーグのような低コストで計算できる若手の台頭は、優勝を狙ううえで極めて大きな意味を持ちます。今オフには名将フランク・ボーゲルがカーの右腕としてコーチ陣へ加わっており、若手育成と勝利の両立を狙う布陣が整いつつあります。ブーザーが新人王争いの中心となりそうなことも含め、2026-27シーズンのルーキー動向は例年以上に目が離せません。サマーリーグはあくまで“夏の腕試し”ですが、そこで得た手応えはシーズンの伏線として確実に効いてくるはずです。
関連情報と今後の見どころ
2026-27シーズンは10月に開幕予定です。今大会で輝いた新人たちが本番でどんな輝きを見せるのか、注目が集まります。オールサマーリーグチームや各賞の詳細はCBSスポーツの記事で確認できます。
引用:CBS Sports

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