オールスター WNBA

デレ・ドンヌとローレン・ジャクソンがコートに帰ってくる──WNBAオールスター新設『シューティングスターズ』、伝説4人が現役&高校生と3世代で競演

 

WNBAのオールスターウィークエンドに、これまで見たことのない一夜が加わります。2026年から新たに設けられる「Kia WNBA シューティングスターズ」の出場者が発表され、リーグの歴史を築いてきたレジェンド4人が名を連ねました。顔ぶれを見て思わず胸が高鳴ったのは、筆者だけではないはずです。2度のMVPに輝いたエレナ・デレ・ドンヌ、3度のMVPを獲得したローレン・ジャクソン、そして数々の栄冠を知るレベッカ・ブランソンとディアナ・ノーラン。第一線を退いた伝説たちが、再びコートで真剣勝負を見せてくれます。

新設「シューティングスターズ」に伝説4人が名を連ねた

シューティングスターズは、シカゴのウィントラスト・アリーナで現地時間7月24日(金)午後8時に行われるシュート競技です。放送はESPN、Disney+、ESPNアプリで、オールスター本戦前日のフライデーナイトを彩る一戦になります。リーグの公式発表によると、4つのチームがそれぞれWNBAゆかりの地域(ミネソタ、シアトル、ワシントン、ダラス/デトロイト)を背負って競います。組み合わせは、デレ・ドンヌにシャキーラ・オースティン、ローレン・ジャクソンにフロージェイ・ジョンソン、レベッカ・ブランソンにコートニー・ウィリアムズ、そしてディアナ・ノーランにジェシカ・シェパードという顔ぶれです。さらに各チームにはナイキEYBL出身の高校生も加わり、レジェンド・現役・次世代という3つの世代がひとつのチームに同居する構成になっています。過去の栄光を知る名手と、いまを走る選手、そして未来のスターが同じユニフォームで肩を並べる。この設計そのものが、企画の狙いを雄弁に物語っています。

MVP計5度、優勝リングは二桁──刻んできた足跡

顔ぶれの重みは、数字を並べるとより鮮明になります。デレ・ドンヌは2015年と2019年に2度のMVPを受賞し、2019年にはワシントンを球団初優勝へ導いた得点力の塊でした。ローレン・ジャクソンは2003年、2007年、2010年と3度のMVPに輝き、シアトルで2度の優勝を経験したオーストラリアの至宝で、殿堂入りも果たしています。レベッカ・ブランソンはWNBA歴代最多となる5度の優勝を誇り、ミネソタ黄金期の屋台骨を支えた名ビッグ。ディアナ・ノーランは「トゥイーティー」の愛称で親しまれ、デトロイト・ショックで3度の頂点に立ったスコアラーです。4人を合わせればMVPは計5個、優勝リングは二桁に達します。「シューティングスターズ」という名称自体、かつてのオールスターで人気を集めた企画を思い起こさせるもので、懐かしさと新しさが同居しているのも心憎い演出です。

3つの世代が同じコートに立つ意味

筆者がこの企画に注目するのは、単なるお祭り以上のメッセージが込められているからです。2026年はWNBAが30周年を迎える節目のシーズンにあたり、リーグは過去と現在を結ぶ演出に力を入れてきました。ケイトリン・クラークやベッカーズに惹かれて競技を知った新しいファンにとって、デレ・ドンヌやローレン・ジャクソンの名前は、記録の中の存在かもしれません。その伝説が、いまを生きる選手や高校生と同じコートで笑い合う姿を見せることには、歴史を体感として手渡す効果があります。近年のWNBAは観客動員やテレビ視聴が急伸し、注目度はかつてない高さにあります。だからこそ、この勢いを一過性で終わらせず、積み重ねてきた30年の物語とつなげる作業が欠かせません。レジェンドの復帰は、その橋渡しをエンターテインメントの形で実現する、巧みな一手だと感じます。

オールスター週末の見どころと放送予定

シューティングスターズが行われる7月24日(金)は、3ポイントコンテストやスキルチャレンジも同じフライデーナイトに組まれ、前夜祭だけでも見どころが満載です。翌7月25日(土)には、シカゴのユナイテッド・センターでオールスターゲーム本戦が現地時間午後8時30分にティップオフを迎えます。ベッカーズを擁するチーム・クープと、クラーク率いるチーム・スプーンが激突する構図です。レジェンドの競演で温まった会場が、翌日の頂上決戦でどこまで沸くのか。オールスター週末は、WNBAの現在地と歩んできた道のりを同時に味わえる、またとない2日間になりそうです。

引用:https://www.espn.com/wnba/story/_/id/49427940/delle-donne-legends-wnba-shooting-stars-event

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