レブロン WNBAファンブログ

レブロンが下した「最後の決断」は76ers、5200万ドルを捨てエンビードと挑む41歳の最終章

 

NBAの歴史を塗り替え続けてきた男が、キャリアの終盤で誰も予想しなかった一手を打ちました。レブロンが8年間在籍したロサンゼルス・レイカーズを離れ、東地区のフィラデルフィア・76ersへ加入することを、7月24日に自身のSNSで発表したのです。本人はこの移籍を「最後の決断」と呼び、一度は引退も本気で考えたと打ち明けました。41歳で4つ目のチームに袖を通すこの決断は、今オフのフリーエージェント市場における最大の衝撃と言っていいでしょう。

年俸9割減、それでも王座を選んだ2年契約の中身

ESPNなどの報道によると、契約は2年総額800万ドルでプレイヤーオプション付き、初年度はベテランミニマムに近いおよそ390万ドルとされています。昨季レイカーズで手にしていた5200万ドル超と比べれば、実に9割近い大幅ダウンです。お金でも家族でもなく、ただ優勝への挑戦を選んだという本人の言葉が、この数字にそのまま凝縮されています。

移籍先の76ersは昨季45勝37敗で、プレーオフでは最終的に王者となったニューヨーク・ニックスに東地区準決勝でスイープされました。それでもロスターは強力で、元MVPのジョエル・エンビード、オールNBAに選ばれたタイリース・マクシー、2024年ファイナルMVPで昨季リーグ4位の得点力を誇るジェイレン・ブラウン、新人1stチーム選出のVJ・エッジコムが並びます。ブラウンは今オフにセルティックスからの驚きのトレードで加わった主力で、そこにレブロンが重なれば、リーグ屈指のスターティング5になるとの声も少なくありません。「フィラデルフィアを優勝できるチームにできると信じている」と、本人も強い自信をのぞかせました。

16年ぶりの「決断」、そしてレイカーズ時代の総括

思い返せば、レブロンが世間を騒がせた最初の「決断」は、2010年にクリーブランドからマイアミへ移った時でした。それから16年、再びユニフォームを変えることになります。今回でクリーブランド、マイアミ、レイカーズに続く4チーム目です。6月30日にはレイカーズへ残留しない意向を伝え、以降はFA最大の目玉として動向が追われてきました。

レイカーズでの8年間は、2020年バブルでの優勝という輝きがあった一方、プレーオフ通算32勝31敗と、期待に届かない年も少なくありませんでした。それでも個人記録は史上唯一無二で、通算得点1位、22回のオールスター、21回のオールNBA、4度のMVP、4度のファイナルMVPを誇ります。昨季も平均20.9得点6.1リバウンド7.2アシストと、42歳を目前にしても衰えを感じさせない数字を残しました。この夏には息子のブロニーと史上初の親子同時出場も実現しており、記録と話題の両面で時代を動かし続けています。

76ersは1983年以来の頂点に届くのか

最大の焦点は、この超豪華ロスターが本当に噛み合うかどうかです。76ersが優勝したのは1983年が最後で、2001年以降は東地区2回戦の壁を越えられていません。エンビードの健康状態、ブラウンとの役割分担、そして12月30日に42歳を迎えるレブロン自身のコンディション管理が、いずれも鍵を握ります。第2エプロンという厳しいサラリー制約の中で、レブロンがミニマム級で加入した意味は大きく、球団は他のピースを補強する余地を残せました。

一方で、王者ニックスや、ヤニス・アデトクンボの獲得に動いたとされるマイアミ・ヒートなど、東地区のライバルも手強い顔ぶれです。ベテラン頼みのチームがプレーオフの長丁場を勝ち抜けるのかという疑問符も、正直に言えば残ります。それでも、キャリアの最後を「優勝請負人」として過ごそうとする41歳の覚悟は、今季のNBAを最も熱くするストーリーになるはずです。

今後の見どころ

2026-27シーズンの開幕は10月を予定しており、レブロンが76ersのユニフォームで公式戦デビューを飾る瞬間には、世界中の視線が集まります。移籍の詳細はNBA公式の発表でも確認できます。日本のファンにとっては、八村塁のいるクリッパーズや、大改造されたレイカーズを含む西地区との対戦も見逃せないポイントになりそうです。

引用:https://www.nba.com/news/lebron-james-free-agency-sixers-2026

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です