レブロンがYouTubeでゴルフチャンネルを立ち上げました。記念すべき第1弾に選んだ題材が、2016年にクリーブランド・キャバリアーズで優勝を分け合った仲間たちとのスコットランド遠征だと聞いて、思わず唸ってしまいました。コート外の企画でありながら、これほど「あのチーム」の空気を残した映像はなかなかありません。41歳になった今も、この人は自分の物語の見せ方を知っているのだと感じさせられます。
第1弾は90分超え、6人による3対3のスクランブル
CBSスポーツによると、レブロンが最初の動画を公開したのは8月15日の土曜日です。内容は90分を超える長尺で、スコットランドのコースを舞台にした3対3のスクランブル形式のラウンドでした。参加したのはケビン・ラブ、J.R.スミス、リチャード・ジェファーソン、トリスタン・トンプソン、チャニング・フライという顔ぶれで、いずれも2016年の優勝メンバーです。
チーム分けは、レブロン、ジェファーソン、ラブの3人に対して、スミス、フライ、トンプソンの3人という構図でした。前半戦は雨で早めに切り上げることになり、翌朝あらためてコースに出たのはレブロン、スミス、フライの3人だけだったといいます。記事の中では、スミスがグループ内で最も上手いにもかかわらず自分に厳しすぎる役回りになっていることや、フライがパッティングで当たり続けて「クリーブランド、これはお前のためだ」とレブロンを煽る場面が印象的だと紹介されています。
レブロン自身はこれまでもYouTubeのゴルフ番組をよく見ていると公言しており、今年に入ってからはBob Does Sportsのチャンネルでラウンドしたこともありました。そこで火が付いたかたちで、今後は月に1本のペースで動画を出していく計画だと伝えられています。
2016年のあの6人だからこそ成立する企画
なぜ最初がこの6人なのかを考えると、答えは10年前のファイナルに行き着きます。2016年のキャバリアーズは1勝3敗から4連勝ではね返し、クリーブランドに52年ぶりのメジャースポーツのタイトルをもたらしました。ファイナルで1勝3敗をひっくり返したのはNBA史上でこのチームだけです。つまりこのラウンドは、単なる有名人のゴルフ旅行ではなく、歴史を共有した6人の同窓会でもあります。
CBSスポーツのレビューが面白いのは、動画の白眉を「豪華なショット」ではなく「仲間内の軽口」だと位置づけている点です。さらに、引退後に競技者としてのアイデンティティを失う難しさについて、スミスとジェファーソンが率直に語る場面もあったと伝えられています。まだ現役を続けるレブロンと、コートを離れた元同僚たちが同じ組で笑い合っている構図そのものが、この企画の一番の価値だと言えそうです。
月1本という現実的なハードルと、レブロンの狙い
ここからが本題です。YouTubeゴルフというジャンルはすでに競争が激しく、視聴者が求めるのは腕前ではなく空気感です。今回は10年来の友人が相手だからこそ自然な掛け合いが生まれましたが、月1本のペースで別のゲストを迎えたときに同じ温度を再現できるかが、この企画の成否を分けるはずです。CBSスポーツのレビューもまさにその点を焦点に挙げています。
一方で、ESPNの報道によれば、レブロンはこのチャンネルを通じて、自分と同じような境遇で育った子どもたちが若いうちからカントリークラブでプレーできる扉を開きたいという意図も語っています。ゴルフは費用と紹介の壁が高い競技であり、41歳の現役スーパースターが入口の役割を担う意味は小さくありません。単なる趣味の記録で終わらせない設計になっているところに、コート外でも成果を積み上げてきたこの人らしさがあります。
なお、レブロンは今オフにキャバリアーズ復帰も検討したうえでフィラデルフィア・76ersと契約したとESPNは伝えています。古巣に戻る選択はしませんでしたが、優勝を分け合った仲間との関係は形を変えて続いている、というのが今回の映像の裏側にあるメッセージなのかもしれません。
今後の見どころ
チャンネルは月1本の公開ペースが予告されているため、次回作でどんな顔ぶれが登場するかが当面の楽しみになります。2026-27シーズンが始まればレブロンの時間はコートに戻りますから、オフシーズンのうちにどれだけストックを積めるかも見どころです。詳しい元記事はCBSスポーツの記事で確認できます。
引用:https://www.cbssports.com/golf/news/lebron-james-youtube-golf-channel-cavaliers-teammates/

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