ルカ・ドンチッチ

チャーター機14人分をルカが自前で用意しました──レイカーズ全員でスロベニア5日間、ブレッド湖の釣りまで組まれた異例の自主合宿

 

オフシーズンのチームビルディングと聞いて思い浮かべるのは、せいぜい食事会かゴルフのラウンドあたりでしょう。ところがルカ・ドンチッチがロサンゼルス・レイカーズのために用意したのは、14人分をまかなえるチャーター機と、母国スロベニアでの5日間でした。単なる観光旅行ではなく、練習も組み込まれた自主的なミニキャンプという位置づけです。球団が仕切ったわけではなく、選手が自ら段取りを組んで全員を連れて行く。この一点だけでも、レイカーズというチームの重心が明確に移ったことが分かります。

チャーター機14人分、ロスターはほぼ全員参加

今回の遠征には、リーグが義務づけるルーキーオリエンテーションへの出席が必要なキャメロン・カーを除き、ロスターのほぼ全員が参加するとされています。移動は自前で手配したチャーター機。日程は5日間で、内容はワークアウトとゴルフ、首都リュブリャナ周辺の観光、そしてチーム全体での食事や交流が中心です。ホテルにはスロベニアの品を詰めたギフトバッグが用意され、ドンチッチのお気に入りのレストランやブレッド湖での釣りまで組み込まれていると報じられています。

ESPNのラモナ・シェルバーンはこの旅程を、独身最後の女子旅のようだと形容しました。競技的な合宿というより、共同生活に近い時間の使い方であることが伝わってくる表現です。トレーニングキャンプが始まる前にこれだけまとまった時間を全員で過ごせる機会は、NBAの過密日程を考えるとかなり貴重だと言えます。

なぜ今年のレイカーズにこの5日間が必要なのか

レイカーズはこのオフシーズン、ロスターの見た目が大きく変わりました。レブロン・ジェームズがチームを離れ、長年にわたって更衣室の中心にいた存在が不在になっています。加えて球団は売却と、それに伴うバス家の内紛という騒がしい話題を抱え続けており、コート外のニュースが選手の耳に入りやすい状況です。そうした環境で、27歳のドンチッチが自分の名前で全員を集めたという事実には、明確な意味があります。

ドンチッチは2028年までの延長契約に合意しており、レイカーズに長期で腰を据える立場を選びました。トレードでチームを移った選手が、2年目のオフに自腹でチームを母国へ連れて行く。これは「加入した選手」から「チームの顔」への移行を、言葉ではなく行動で示すやり方です。過去にもスター選手が自主合宿を主催した例はありますが、国境を越えて全員規模でというケースはそう多くありません。

リーダーシップの形が変わったことをどう評価するか

ここは評価が分かれる部分だと思います。ポジティブに見れば、チームメイト同士の関係がプレー中の細かい判断に影響することは間違いなく、シーズン序盤の連携で差が出る可能性はあります。特に守備のローテーションのように、言葉にしづらい信頼が必要な場面では効いてくるでしょう。

一方で、5日間の旅行が82試合を保証するわけではないという冷静な見方も必要です。チームビルディングの効果は数字に直結しにくく、シーズンが苦しくなれば真っ先に忘れられる類のものでもあります。それでも私が注目したいのは、ドンチッチがこの役回りを引き受けたこと自体です。得点を量産する能力は誰もが知っていますが、リーダーとしてどう振る舞うかは彼のキャリアで常に問われてきたテーマでした。その問いに対して、彼は行動で答えを出そうとしています。

開幕に向けた見どころ

2026-27シーズンのレイカーズは、ドンチッチを中心に据えた設計へ本格的に移行します。トレーニングキャンプでのローテーション、そしてプレシーズンでの守備の連動性が、この5日間が実を結んだかどうかの最初の答え合わせになるはずです。オーナーシップを巡る動きも並行して続いており、コート内外で話題の絶えないチームであることは変わりません。開幕日程が発表されている今、まずはキャンプ初日のドンチッチの発言に耳を傾けたいところです。

引用:https://bleacherreport.com/articles/25474735-luka-doncic-charters-plane-slovenia-lakers-details-team-bonding-trip-revealed-video

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