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ギャフォードの1巡目指名権とマブスの若返り、フラッグ時代に潜む異変

 

ダラス・マーベリックスがダニエル・ギャフォードの移籍先を探し続けています。ヘビーのショーン・デブニーがまとめたトレード候補リストによれば、ダラスは彼を動かすことを今夏の目標のひとつに据えており、対価として1巡目指名権を求めているとされます。10月1日に28歳になるセンターと、クーパー・フラッグを軸に若返りを進めるフロント。両者の時計がずれ始めているという話です。

3年5400万ドルという値札と、求められている対価

まず契約の中身を確認します。ギャフォードは2025年夏に3年5438万ドルの延長契約に合意しており、この契約は今季から始まって2028-29シーズンまで続きます。2026-27シーズンの年俸は1726万ドルです。さらにジ・アスレチックのケリー・アイコによれば、5パーセントのトレードキッカーが付いています。移籍が成立すれば、その分の上乗せが発生する仕組みです。

デブニーの整理では、ダラスはギャフォードとPJ・ワシントンのそれぞれについて1巡目指名権を得たいと考えているとされます。ここが交渉のつまずきどころです。1726万ドルの年俸を抱えたバックアップセンターに1巡目指名権を差し出す球団が、はたして今のリーグにどれだけあるか。実際に6月のドラフト期間中にダラスはギャフォードを積極的に売り込みましたが、成立には至りませんでした。他球団の評価とダラスの自己評価の間に、無視できない開きがあるということです。

なお、ギャフォードの名前が市場に出たのは今回が初めてではありません。マーク・スタインは6月13日の時点で、ダラスが最も動かしやすいベテランとしてギャフォード、ワシントン、クレイ・トンプソンの3人を挙げ、同じ記事の中でカイリー・アービングについては対象外だと報じています。

数字は落ちている。ただし理由がある

成績を並べると、傾向がはっきり見えます。2024-25シーズンは57試合に出場して平均12.3得点6.8リバウンド1.8ブロック、フィールドゴール成功率は70.2パーセントでした。この年は2月の内側側副靭帯の負傷で21試合を欠場しています。さらにその翌シーズンは開幕前、バンクーバーでのトレーニングキャンプ初日に足首を捻挫しました。

そして昨季は55試合で平均9.5得点6.9リバウンド1.3ブロック、フィールドゴール成功率65.5パーセント。得点とブロックが目に見えて落ちています。ただしリバウンドはむしろ微増しており、フィールドゴール成功率も65パーセント台を保っています。これはロブとオフェンスリバウンドで生きるタイプのセンターとしては、まだ十分に機能している数字です。落ちたのは能力そのものというより、出場時間と役割の大きさだったと読むのが自然でしょう。

思い出しておきたいのは、彼が2019年ドラフト38位という遅い順位でシカゴ・ブルズに指名され、ワシントン・ウィザーズを経て2024年2月にダラスへ移り、その春のNBAファイナル進出の道のりでほとんどの試合に先発していたという事実です。わずか2年半前、ギャフォードはファイナルの舞台に立つチームの主力センターでした。

26勝の球団が、なぜそれでも指名権にこだわるのか

昨季のダラスは26勝に終わりました。5月4日にマサイ・ウジリを迎え、GMにはマイク・シュミッツ、そして6月には大学で21年のキャリアを積んだダスティ・メイをヘッドコーチに据えています。フロントもベンチも総入れ替えに近い体制で、クーパー・フラッグを中心とした長い再建に舵を切ったことは明らかです。

その文脈で見れば、1巡目指名権への固執は理解できます。26勝のチームに必要なのは即戦力のバックアップセンターではなく、次の主力を引き当てるくじです。ただし問題は、ダラスのフロントコートが健康とは言いがたい状態にあることです。デレック・ライブリー2世は昨季わずか7試合の出場にとどまり、12月以降コートに立っていません。まだ22歳ですが、復帰時期は示されていません。7月にメンフィスから加わったサンティ・アルダマも、3月に右膝の手術を受けています。ニューヨーク・ニックスのオファーシートにマッチして残したムッサ・シセを含めても、計算の立つ大型選手は多くありません。

ここに矛盾があります。ギャフォードを放出したいのに、放出したあとのペイント内を誰が守るのかという答えが用意されていない。ダスティ・メイは先週、ライブリーが早く戻ってくることが若いフロントコートにとって大きいと語りましたが、時期は明言していません。筆者の見立てでは、ダラスが1巡目指名権という条件を下ろさない限り、この話はシーズン中のどこか、ライブリーの復帰めどが立った時点まで動かない可能性が高いと思います。トレード期限が近づくほど、買い手の側が有利になる構図です。

今後の注目点

見どころは二つあります。ひとつは、ギャフォードがトレーニングキャンプをどの立場で迎えるかです。先発として扱われるのか、それとも売却前提でベンチに回るのか。もうひとつはライブリー2世の状態です。彼が万全なら、ダラスは指名権を待つ余裕を持てます。そうでなければ、ギャフォードは事実上動かせません。デブニーのボードにはジェイレン・スミス、ニコラ・ヨビッチ、グラント・ウィリアムズらの名前も並んでおり、控えセンターを探す球団は複数あるとされています。買い手はいる。値段だけが折り合っていない。それが今のマーベリックスの現在地です。

引用:https://roundtable.io/sports/nba/mavericks/news/nba-rumor-mavs-desire-in-daniel-gafford-trade-talks-revealed

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